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花曇り、花冷え。こういう日に桜に会いに行くのが好きだ。空気はしっとりと落ち着いていて、ひんやりと冷たい。でも冬ではない、そのかんじが好き。公園にはわたしと鳥たちの他は誰もいず、静かに過ごせた。

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花のまま落ちているものがたくさん。

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近寄ったり遠ざかってみたり、ゆっくりと桜たちとの時間を味わった。

公園の一角にスズランが鈴なりに咲いていて、この小さな花の鐘がからんからん、ちりんちりんと鳴り響くさまを想像した。そこでは妖精たちが踊るだろう。桜の精もやってきて一緒に手をとり歌うだろう。鳥は言葉をしゃべりだし、辺りは光に包まれて、虹の橋が架かるだろう。

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「ようこそいらっしゃいました。この場所は、お好きに名づけてください。ここはあなただけの場所なのですから」




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