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0128 雪が

降って積もった。雪は朝には雨に変わっていて、昼過ぎには溶けてしまった。冷たい日だと思った。寒いけれど、寒いだけじゃない、湿り気のあるひんやりとした一日。

アニメ『映像研には手を出すな!』四話。部費の予算審議会でアニメ作品が上映されると、見ている生徒たちの間に風が吹き、煙が舞う。虚構が現実に入り込む、のを見てすごいなと思った。涙が流れた。ストーリーの流れに同調した涙じゃなくて、これはもう作り手に対する敬意と尊敬と感謝の表れだった。

原作のマンガも三巻まで読んで、これをアニメにしたくなる気持ちはよくわかると思った。アニメを先に見ているから、読んでいると彼らの声が聞こえるようだった。マンガの中で、雪の日の話があって、積もっている雪に心が躍ったけれど、道路は黒いままで一面の真っ白じゃない、とちょっと残念でもあった今朝の自分を思い出した。

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