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突如としてジョン・カーニーにはまった。『シング・ストリート』がとてもよかったので、さかのぼって『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』も観た。どちらもすてきだったけれど、やっぱり『シング・ストリート』が好きだと思った。

そもそもなぜ『シング・ストリート』かというと、以前からスピッツの草野マサムネ氏が話していたのだった。この前のラジオの、映画ロック特集回で、また『シング・ストリート』の話をして曲をかけていた。観るならいまだと思ったのだった。

『シング・ストリート』は全編がはじまりの高揚感に満ちていて、そのかんじがとても好きだ。それから、バンドで音を合わせていくシーン。一人で作曲する、二人で考えながらつくる、そして出来上がったものにバンドの音が入って、一気に曲の全貌が立ち上がるところ。その、音楽の生まれおちる瞬間を観て、ジョン・カーニーは音楽を心から愛し、信頼しているのだと感じた。音楽は高揚と歓びを生む。音楽は希望を生む。音楽は未来を生む。そういうようなことを絶対的に信頼している。だから観ていて、とても居心地がいいのだった。



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