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おでかけの十枚 158

当たったとですよ!長崎行きが!

それはまだ夏の始まりの頃のこと。スマホに入れていたJR九州のアプリ内で「九州アプリくじきっぷ」というのがあった。1回五千円というくじで、九州内の往復切符が買えるという。ただし、行き先はくじ任せ運任せ。

ええーい!と思ってアプリくじを引いたら、なんとなんと!博多〜長崎間の往復切符が当たったではありませんか!

また行きたいと思っていた長崎。昔長崎に長期出張していた時に、休みの日は観光しまくっていた。でもでも、まだまだ行きたいところがたくさんある。
よし!いざ!長崎へ!

一枚目

ヘッダーをご覧ください。いやあ、朝から駅で食べる「かしわうどん」はやっぱ最高やね!え?「かしわ」って何?「かしわ」は鶏肉のことで、鶏肉を甘辛く炊いて「かしわうどん」や「かしわめし」などにして食べるのだ。
ここ佐賀県鳥栖駅のホームでは、立ち食い蕎麦ならぬ立ち食いうどんでその「かしわうどん」を食べることができるのだ。

二枚目

今回、この旅に出ると決めた時から企んでいた。少し早めに行って、鳥栖駅ホームのかしわうどんを食べるぞと。ずっと機会があれば、ここでうどんを食べてきた。旅に行く時も、仕事で出張に行く途中でも。
こんな感じで、今回の旅はいつもの一人旅と変わらず、ノープランながらも、できたら行きたいな、やりたいな、という目標はいくつか考えていた。
ということで、目標ひとつクリア!

三枚目

鳥栖駅で朝ごはんを食べた後は、予定していた特急リレーかもめに乗車。特急は佐賀駅を過ぎて、西九州新幹線が待ち受ける武雄温泉駅へ。
西九州新幹線が開通して、やがて2年経とうとしている。やっと西九州新幹線に乗ることができる!
そんな想いで、武雄温泉駅で3分の乗り換えタイムを満喫したのであった。

四枚目

長崎駅に到着。武雄温泉駅から正味20分の旅。駅と駅の間はほぼトンネル。外の景色は時々しか見えないが、もともとトンネルが多い区間なので、相変わらずトンネル多いなと思いながら長崎へやってきた。
新幹線を降りて、目の前の光景にびっくりして、思わず荷物をひきずりながら、レールの終点へ向かう。九州の終着駅の一つである長崎駅は、以前レールの終点の向こう側に改札口があった。それが今は駅舎が取っ払われ、海が見える!長崎港が見える!この眺めに驚くとともに、ひたすら感動した。

そして、この感動の景色を見たあと、あの方と駅で集合した。

ピリカさんです!
noteを始めた頃からのお付き合いで、お互いの音声配信番組をを同時期に始めたnoterさん。ピリカさんの音声配信番組『すまいるスパイス』にゲストで呼んでいただいてから、もう何度かリアルでお会いしているnoterさんだ。

今回、「長崎に行くよ!」と連絡したら、ピリカさんが仕事の合間で、私の長崎旅をエスコートしてくださることになった。そして早速その恩恵を1日目から受けることになったのである。
あ。早速目的地へ行く途中で、長崎市田中町という市街地から山を一つ抜けた地域にある『ごはんCAFE 長崎茶寮 川徳』という人気店でランチを堪能した。

五枚目

長崎市の隣、諫早市の諫早駅でピリカさんは仕事へ。私は島原鉄道へ。そう、諫早駅は島原鉄道の起点である。実は島原鉄道に乗ったことがなかったので、諫早に向かうピリカさんに駅まで乗せていただいたのだ。
島原鉄道、通称「島鉄」は諫早と島原港を結ぶ電車で、今は島原半島の有明海沿いを4分の1走っているが、以前は島原半島を半周して、熊本県天草市のすぐ近くまで走っていた。
黄色のかわいい車体に乗り込み、諫早駅を出発!

今回の旅はノープランと言いつつ、いくつかの目的はあった。タイミングが合えば目的達成しようと思っていたが、朝のかしわうどん、西九州新幹線乗車、島鉄乗車に続いて、途中下車してみたかった「大三東おおみさき駅」へ。
この時のつぶやきがこちら。

そして、ここで次の列車を待っている間に収録したのはこちら。

六枚目

実は音声収録をした直後に、どっとお客さんが増えたのである。そう、乗用車でやってくるお客さんはもちろん、観光バスがやってきたのだ。そうなると、小さな駅のホームは人でいっぱいになる。うーん・・・とスマホで地図とにらめっこをして、大三東駅の次の駅である「松尾駅」へ散歩がてら歩くことにした。距離にして約1.3キロ。20分もあればたどり着くだろう。それに電車は1時間に1本だ。ランチもお腹いっぱい食べたし、腹ごなしでもしようかな。
そう思い立って、大三東駅に別れを告げて、島原半島を走る国道251号線に向かった。少し国道を歩いたあと、海沿いの集落を通る道へと入った。
曇り空だが、湿気が多くてじめじめ暑い。でも、潮風は心地よい。
こうしてたどりついた松尾駅は、年季の入った駅舎とベンチがぽつんとあるのみで、線路の向こう側では小さな工場でフォークリストが行ったり来たりしていた。
そんな風景を見ながら、次の電車を待った。

七枚目

再び島鉄に乗って、「島原駅」で降りた。見えるだろうか?島原駅の改札を出ると、駅舎の中から島原城が目に飛び込んでくる。ここもまだ未踏の地ではあるが、今日はこの島原駅から今度は島鉄バスに乗り換えて、島原半島を横断して諫早駅に戻る旅にしようと、松尾駅で電車を待っている間に決めたのだ。なぜなら、島原鉄道・バス・フェリーで使える1日乗車券を購入していたからだ。フェリーに乗ってしまうと長崎から離れてしまうが、時刻表を調べたら、バスを乗り継いで島原半島を横断して諫早駅へ戻ることができるのが分かったので、急ごしらえの島原半島旅を楽しむことになったのである。

八枚目

島原駅からバスに揺られて着いたのは、雲仙温泉の温泉街の中。次のバスまでは約20分ある。ん?バス停の向かい側に神社が見える。『温泉神社』か。なんて温泉地らしい名前なんだと感心していたら、1枚の旗が目に入った。「癌切り不動尊」と書いてあるではないか。え、マジで!?少しでも私の癌を切ってくれるとね?と思いながら、お詣りしたのは言うまでもない。
そして、次のバスがやってきて、まだ5分お待ちくださいねと運転手さんに言われた。それならばと、お腹がすいていたので、近くのお土産屋さんに駆け込み、すぐ食べられるものをくださいと言ったら、卵を勧められたのでそれを購入。小さな袋に卵と塩が入っていた。ありがとうございます!とお礼を言ってバスへ向かおうと卵を持ったら、
「あっつっ!!!」
そっか、ここは温泉地だった。美味しい温泉卵やん。

九枚目

雲仙から小浜へと島原半島を横断して、再び諫早駅へと戻った。いろいろあって、諫早から新幹線で長崎に戻った足で、今度は長崎駅前からバスで稲佐山展望台へ登るスロープカーの乗車場所である稲佐山公園へ向かった。
このバスも1時間に1本、あるいは1時間空けて次のバスが来るという心もとない本数のバスを駆使して稲佐山へ。
スロープカー乗り場で修学旅行の団体と遭遇。2両編成のスロープカーの1両は修学旅行生で満員、もう1両は観光客を6,7人乗せて、山頂へ出発。
山頂の展望台は、たくさんの観光客と修学旅行生でごった返していた。人込みをすり抜けながら展望台を登り、隙間に入り、夜景を撮った!そして少し感傷に浸った後、山頂から遊歩道で展望台からバス停までのんびり歩いて下っていく。ぱらぱらっと雨も降ったが、傘をさすまではなかった。
ところで。この一枚に何かが隠れているのだが、お分かりだろうか?

十枚目

稲佐山公園からバスで長崎駅へ戻った。いや、帰ってきた。時間は21時半前だ。もうお腹ぺこぺこだが、明日はまた急ごしらえでモーニングを食べるプランを立ててしまった。夜は軽く食べようと駅構内のかもめ市場横丁エリアにあった台湾料理のお店『台湾水餃LAOLEE 老李』にさっと入った。
店に入ってメニューを見て料理が全体的に赤いことに気がついた。担々麺や火鍋、辛味噌が決め手の台湾混ぜそばなどなど・・・。それらも美味しそうだけど、今は辛くないモノが食べたい。悩んだ末に注文したのは、辛くない台湾ラーメンと5種水餃子。5種は、肉汁・パクチー・しそ・えび・とうもろこし。どちらもとっても美味しかったし、こんなに遅い時間でなければ、もっと食べたかったし、なんならデザートで杏仁豆腐も食べたかった。
ごちそうさまでした!

ということで、長崎旅1日目はおしまい。
2日目は明日以降で(^^;)


記事を書くための栄養源にします(^^;)