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胎児エコー(胎児超音波検査)外来


転院宣告から数日後、胎児エコーを受けに大学病院へ。

なぜ転院になったかはこちらに書いています。


胎児エコーとは胎児超音波検査外来のことで詳しくはこちらに載っていました↓↓

http://www.kc.saitama-med.ac.jp/departments/dep15/index.html



胎児になんらかの病気がないか、専門部隊(新生児科や産婦人科の医師、臨床心理士などのチーム)で腹部のエコーで確認してもらうということでした。
出生前診断の様なもので、こちらを行うことによって、事前に赤ちゃんの様子がわかるので、出産後の治療がスムーズに行うことができます。

この日、急すぎる予約だったため、夫はこれず母が付き添ってくれた。
来なくてもいいのにって始めは思っていたが、診察後には、来てもらってよかった。一緒に話を聞いてもらえてよかった。

エコーを受ける前は心臓バクバク。結果が早く知りたいような知りたくないような、とにかく落ち着かず、不安が大きかった。

エコーが始まり、娘の身体の様子や血流、羊水の量などを細かく見てもらった。
頭から始まり、心臓、消化管、腎臓、手足。

心臓は見える限りは異常がなさそうとのこと。

続いて腎臓。こちらも確認できる限りは問題がなさそう。手足も見える限りは、問題なさそう。

消化管を見ている時に、手が止まった。
胃のあたりに二つの黒い丸が。
通常、胃は一つしか見えないが、娘の場合は胃が二つに分かれているように見えた。

そこを示しながら、これが見えるのは十二指腸閉鎖という病気の可能性があるということだった。

通常、人間の消化管は食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→肛門となっているが、
娘は十二指腸と小腸が繋がっていなかったのだ。
繋がっていなかったため、胃が二つに割れているように見えたのだった。

また、十二指腸と小腸が繋がっていないことによって娘は羊水を飲んでも吐き出してしまい、私の子宮は羊水でパンパンに膨れ、羊水過多という状態になっていた。(通常、胎児は羊水を口から飲みこんでいる)

エコーをしているときも、娘の口元から何かが吐き出されている様子が見えた。
これは羊水が飲み込みきれなくて吐いているんだよ。と医師から伝えられた。
表情は見えないものの、その様子は苦しそうに感じた。
お腹をさすりながら声をかけてあげるだけしかできず、辛くて悲しくて診察の間はずっと涙がとまらなかった。

一通りのエコー検査が終わり、医師から今後についての話があった。



長くなってしまうので、2回に分けて書きます。
次回は、エコー検査を終えて今後の治療の流れについての話を書きたいと思います。

※この話は3年ほど前の話になりますので、現在は医療の進歩によりいろいろと変わっているかもしれません。


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