辞令で、還暦って、言わないでwww
還暦である。
自分が60年もこの世界で生きてきたなんて、ちょっとビックリしている。
そして、もっとビックリなことは、もっと疲れたおばちゃんになってるつもりが
気持ちは10年前、いや20年前とあまりかわっていないこと。
自分で言うのも、気恥ずかしいけれど
どちらかというと、実年齢よりかなり若めに見られてきた。
ま、自分なりに努力もしてきたつもりだし、
気持ちは確かに、若いつもりでいる。
「年齢不詳ですね」
後輩からもそんな風に言ってもらうことも多々あった。
先日のある日、出社すると後輩のOちゃんが
エレベーターホールで、しかも数人が待つ中で、
「辞令見ましたよっ!! 定年なんですってね!!
もーーーーーびっくりしてぇぇぇ」
あんた、声大きいから・・・汗
また、帰りがけには、元上司から
「キミが定年なんてびっくりしたよ。僕より年上だったなんてね」
だから、声大きいんだってば・・・汗汗
公開処刑か・・これ・・・
辞令、腹たつっ。
ほんと、日本人って、年齢でなんでも測るよね。。。
と言うことで、傷つきまくった辞令交付があって、
この12月が終われば、
私は職場では正社員ではなくなり、再雇用の嘱託社員となる。
でも、今のところ仕事は今と同じ仕事を担当し、営業も続けるんだろう。
現状、上司から仕事の内容の相談も
異動の話も出ていない。
仕事は同じなのにお給料は約半分!
これおかしくないか?
就労規則で前からわかっていたものの、人間ってその状況に直面しないと
本当にその不条理さを理解できないものなんだと、改めて今強く感じている。
私、何も悪いことしてないし、ただ60歳になったってだけで
職を奪われ、給与も奪われる。
会社員って、なんなんだろう・・・。
現代の60歳。
一昔前の50歳と変わらない。いや、感覚としては、40代後半くらいの
気持ちで生きている。
そして、この世代は新入社員の頃にバブルを経験して
バブル崩壊も目の当たりにして、それでもがむしゃらに働いてきた世代。
「ストレス」とかって言葉も、森高千里の曲で初めて知ったし
今で言う「ハラスメント」なんてことも我慢しなきゃ社会で生きていけないと
思ってきた。
だから、働くんです。文句言いながらでも。
私の働く会社は、今深刻な人手不足。「即戦力探せ!」「経験値高い人どこかにいないか!」と人事部は躍起になっている。
一方で、再雇用の人たちは、働きたくても待遇を考えると
働くだけ損みたいな感覚に襲われて、
オフィスの片隅に追いやられてじっと時の経過だけを見つめてる。
あー勿体無い。。。
会社ってなんてアホなんだろうって思う。
少しバイト料出せば、経験値も人脈も持ってる働き手が
何人も居るのに。
しかも、社内にたくさん居るのに。
そんなこんなで、
仕事のことを考えてても、
出口のないしんどい螺旋階段をひたすら登っている感覚に
囚われてしまい、
いろんな人に苛立ちを感じてしまうので
60歳の誕生日は、大好きな夫と大好きなディズニーシーで
過ごすことにきめて、行ってきた。
ダッフィに逢いに行って、
「私ね、今日で還暦なんだけど、ダッフィにだけ教えるから、内緒ね」
と言うと、ダッフィ、めちゃくちゃうなづいてたけど
辞令みたく、ミッキーやミニーちゃんに言うてたら
どないしょ。。。www
極寒だし、ワクワク割にビリーヴに、クリスマスも重なって
ひどい混雑だったけど、
ディズニーの世界のおかげで、
ちょっとだけ気持ちが軽くなったきがする。
60歳、これは私がいろんな困難なことにも負けずに
生きてきた勲章のような数字なんだと思うことにした。
堅苦しい企業の杓子定規な世界と闘ってもどうしようもならない。
もう、、、傷つきたくは、ない。
何十年も、我慢してきたのだから。
楽しく生きようって、なんかそんなことを思ったなぁ。
さて、どんな60代にしていこうか。
でもまた年齢不祥なおばちゃん、目指すかな・・。