infpの私が初めて『人間失格』を読んでみる#4 第二の手記②
こんばんは。
バラバラの時間に投稿、ニートの特徴です。
なんと、第二の手記終わっちゃった。④くらいまで続くと思ったのに。
単純に読むのに夢中になってメモ忘れた。
『葉蔵の高校編〜』からの感想。
上の桜木町の父の別荘にうつる。
『小学校、中学校、高等学校を通じて、ついに愛校心というものが理解できずに終りました。』
『酒、煙草、淫売婦、それは皆、人間恐怖を、たとい一時でも、まぎらす事の出来るずいぶんよい手段である事が、やがて自分にもわかって来ました』
堀木によって酒、煙草、淫売婦を覚える葉蔵。
『淫売婦というものが、人間でも、女性でもない、白痴か狂人のように見え、』
安心してぐっすり眠ることができた。普通の人間の恐怖があったから、白痴か狂人に見えたことで自分に似てて安心した?
『みんな、哀しいくらい、実にみじんも慾というものが無いのでした』
普通の人には、性慾、性欲と言っていたが、ここで淫売婦には慾がないと言ってる。
やっぱり、一般の性欲という感覚とは違う性欲を指してるのか、または本当に欲がなかっただけなのか。
ここから正直読むのに夢中になってしまって、メモどころではなかった…
で、気付いたら第二の手記最後。
『背後の高い窓から夕焼けの空が見え、鴎が、「女」という字みたいな形で飛んでいました。』
この最後の締めくくりが好き。無意識にツネ子が思い浮かんだ。
夢中に読んでいて、気になる所も飛ばしたので、気になったとこだけ。
『金の切れ目が縁の切れ目』
ツネ子への大分自然になった葉蔵の態度が好き。
『10円しかないんだ、そのつもりで。』
『お酒を。お金はない。』
上手く説明できないがこの変化。
『人間の世に於いて、みじめな、敗者、悪徳者を指差していう言葉のようですが…』
ここから分からない。
『あら、たったそれだけ?』
葉蔵にとって、奇妙な屈辱らしいけどちょっと笑ってしまった笑
下宿の娘から
「生きくれよ」というへんな言葉ではじまる短歌を50も送られる。
私も変だと思うし、もしかしたら他の文豪の作品をdisってたりしないかなと思った。
流石にないかな。そうだったらいいな。
「ほんとうかい?」
生涯に於ける演技の大失敗。
どこか無意識に対比?してる所が多く感じた。(無意識というのは私が)
第一の手記とか、それよりも前は、なんだか文章の意味を理解するのに集中していたけど、今回は集中するよりも続きが見たいという『性欲』に負けた感じ。
だから、実はすごいこと言ってるかもしれないけど、全然気にならないくらいスルーして読んでた。
また、話の流れに慣れてきて、葉蔵目線で、私だったらこうかな、次はこうなるかな、と無意識に予想してたと思う。
そんな感じで第二の手記は、自分の中では夢中で読んでしまうくらい好き。
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