わたしの「選択もの」
綺麗に陳列された商品を眺め、「あっ、これ欲しいな」ってなる瞬間普段から誰でもあると思うんですけどあの、一瞬あるいは何秒間かのワクワクってお買い物の醍醐味ですよね。
わたしがそんなふうにワクワクするのは雑貨屋さん、洋服屋さん、そして本屋さんです。
いわゆる、セレクトショップに惹かれることが多いです。選ばれ抜かれたものからまたpick upする、「選択もの」。
最近だと、韓国コスメ(ティルティルのクッションファンデーション、ペリペラのベルベットリップ、メディヒールのパック)であるとか、興味をそそられる、おもしろそうな本(書く習慣/いしかわゆきさん、代謝がすべて/池谷敏郎さん、とかげ/よしもとばななさん)を「選択」しました。
そんな私の密かな夢・野望の話になります。
それは、どんなに小さい、どんなに古い部屋でもいいので自分が選んだインテリアで満たされた、お城みたいな空間を手に入れることです。
<私だけの部屋はお城のように暖かく安心で、満たされていて、タオルから食器から室内ばきまでみんな私が選んだインテリア、いわば私の分身で、何も私をかき乱すものはなく…>
上記は先程書いたよしもとばななさんのとかげのなかにある「キムチの夢」という短編小説に出てくるフレーズです。
このフレーズがとてもしっくりきて、ページの右上を折って(ドッグイヤーというそうですね。)たまに読み返しています。
なんとなくごちゃごちゃしていて統一感のない私の部屋。
理想は、
お気に入りの本、雑誌、CDだけが収められた、マガジンラック。
読書や書き物をするときに付けたい、間接照明。
長年一緒にいる少しほこりをかぶった電子ピアノ。
これまた長年の付き合いのちょっと派手なオレンジ色のMDコンポ(壊れていてテープとCDは聴けないのですが…ラジオとMDを聴くときにこのコンボを使っています)。
加えて、白とグレーで統一されたお洒落な雰囲気の部屋にしたい、そんな夢です。
今すぐには実現できそうにないけど、いつか自らの「選択もの」に囲まれた生活、してみたいです。
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