見出し画像

エチオピアでAI開発できるの?という質問にお答えします。

エチオピアと聞くと珈琲のイメージしかない。という回答はそのとおり。GDPに占める農業の割合は1位ですのでゆるぎの無い事実。しかし、僕はまだGDPにすら現れていないITの、しかもAI分野において非常に可能性のある企業に出逢ってしまった。その名は

iCog Labs

という会社だ。AIの実装経験を持つPythonエンジニアが30名ほど在籍。独自の人材研修アカデミーも創設し常にエチオピア全土を対象に優秀な人材のハイアリングを行っている。ヒューマノイドロボット・SOPHIAの実装を担っているのもiCogである。CNNの記事もご参考に。

JICAも支援しているビジネスプランコンテスト SOLVEIT

を主催している。

主たる専門分野は、

機械学習ベースのデータ分析、計算言語学、コンピュータビジョン、モビリティロボットと認知ロボティクス、認知アーキテクチャと人工知能である。

アフリカというと50数カ国あって、はっきり言って国毎によって全くシチュエーションは違う。日本だとルワンダが有名で、実際に非常に画期的なスキームを策定し、スタートアップを支援している。このこともいつかnoteでまとめる予定。

ではなぜ、エチオピアにベットしているのか?

その理由は彼らが見ている未来が明確で、優秀な人材が集まってきているからだ。代表のGetnetのビジョンは本当に実現する、そう思っているエンジニアが集ってきている。僕はこの流れがエチオピアをアフリカ大陸最大のオフショア開発拠点になるのではないかと感じている。Getnet、彼らは人材の活かし方を知っている。僕は彼らが活躍できる、飛躍できる仕事を日本から提供できる。

双方のビジョン、利害が一致してMOUを締結し、事業をスタートさせたのがことの経緯だ。マスな話をすれば人口が1億700万人いる。平均年齢は17歳。アフリカ大陸で2番めに人口がいる国だ。国土も非常に広い。標高は2500mあり、蚊が飛んでいない。水も豊富だ。首都はコンパクトにまとまっている。空港も近い。東アフリカのハブ空港であることは日本では知られていないが、揺るぎのない事実だ。

日本だと「海外のどこの大学院で深層学習分野を学んだのか?」とアカデミックバックグラウンドを聞かれることが多い。それが一つの評価基準であることは否定しないし、むしろ必要だと感じている。

彼らが一番に持っているのは圧倒的なOJTによる経験だ。だから僕はビジネスサイドの案件を持っていく。それが彼らが最も活きる方法だからだ。

まだまだ彼らのケイパビリティを明確に表した「日本での実績」はないが、一緒に作っていきたいと考えている。


もしこの記事に価値を感じたら投げ銭をお願い申し上げます。泣いて喜びます!