キラキラしている(はずの)わたし①

進めない病のひとつに、キラキラ症候群というのがあるんだそうです。進みたいのに、進めない人の多くがここに陥っているように感じる。

キラキラ症候群っていうのは、キラキラしている自分、目指す自分の姿があって、そこをずっと追いかけている状態。お月様を追いかけたことがある人はご存知のように、永遠に追いつくことはなく、距離も離れも縮まりもしません。

キラキラしている自分を掲げて、そこへ向かって努力するのはとっても素敵な生き方です。なのに、どうして落ち込んで進めなくなってしまうのでしょうか。

2つの大きな理由があります。

1つ目。現在地がわかっていない。

2つ目。ゴールが不明瞭。

例えば、

「タロットリーダーとして月5万円稼ぎたいです。」

めちゃくちゃよくある目標(ゴール)です。あなただけじゃありません。わたしも最初のころ掲げた目標は、こんな感じだった。

では、現在地(今の足元)を確認しましょう。

今、タロットリーダーとしていくら稼いでいますか。
1回のセッションは、単価はいくらですか。
どのくらいのお客様の集客が見込めますか。

今、まだ有料セッションを始めたばかりで、これまでに1回1000円~3000円の相談料をいただいたことがある。まだ不安だから1回のセッション代金は1000円~2000円でスタートしたい。

はい。ここで掲げた目標(ゴール)と、現在地との距離がわかります。

仮に2000円で提供するとして、5万円行くには、何人の集客が必要でしょうか。

25人です。

(個人的には不思議なんだけど、この計算をすると、「ええっ。そんなに…」とびっくりする人がほとんどです。)

こんなふうに、現在地がわかっていなくて、ゴールを曖昧に設定しているようなのです。

そんなに多くの人を1カ月で集客するのは困難だとしたら、単価を上げましょうか。単価の決め方は「もらいたい額を言う」これに尽きます。

もう少し説明しましょう。

仮に2000円で提供するとして、あなたの時間はどのくらいかかりますか。お客様から相談をうけて、カード展開して、リーディングして、お伝えする労力と時間。それを想像して、1回2000円の料金で、楽しんで続けられそうでしょうか。(ここも不思議でしょうがないけど、「それは無理です」っていう人がほとんどです。さっきの単価はどうやって決めたのでしょう。)

では、いくらだったら受け取って嬉しくて続けられますか、と聞けば「もらいたい額」が出てきます。

あなたが買い物するときに「価格帯」を決めてお店を選びませんか?

それと同じで、お客様は「〇分でxxx円ぐらいで見てもらいたい」と予算を決めています。その予算に見合ったお客様が来るだけです。お客様の財布の事情は、お客様の課題であって、わたしたち提供者の課題ではありません。

お客様の財布の事情を想像して、価格を決めるのでは、軸足(立ち位置・現在地)が、自分の足元から「お金がなさそうなお客様」に移ってしまっています。「予算が低いお客様」の立ち位置で価格決めすると、どんなお客様が来てくださるかわかりますね。そうです、予算が低いお客様が来てくださいます。

じゃあ、高いセッション代金を設定すればいいのか。

これについては、次の記事に書くことにします。

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