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自分の中にも差別意識があることに気づきます

この記事は、あっきーの「ビリーフシフト」(LINE通話またはチャットでお話を聞き、ビリーフをちょっとだけズラすアドバイスをするメニュー)の現場記録です。

差別的発言をした母に自分も似ているのでは、という不安

ご相談者のBさんは、幼いころから、Bさんの母親が国籍・身体的な違い・性別などで差別かな、と感じる発言をするのを聞いていました。Bさんご自身は、できる限りそういう発言をしないように細心の注意を払っているが、どこかでだれかを傷つけてしまっているのではないか、と落ち着きません。親子だし、いつか同じことをしてしまうのではないかしら。

差別のきっかけは「無知」から

知らないことは怖い。怖いから遠ざける。理解できないものが怖いから、人は差別をする。知ろうとするためには、近づく必要があります。近づいて知れば差別は大幅に減ります。知った後に残るのは「好き嫌い」です。

価値観は、地域や時代のような集合的無意識からの影響

集合的無意識には、さまざまな価値観が流れています。人は同調したものを無意識に拾います。自分のものではなかった価値観が、自分の中に知らずに入ってきて、わがもの顔で居すわっている。Bさんのお母さんも、知らないうちに集合的無意識の価値観を採用していて、自分のものとして扱っていたのかもしれない。

わたしたちは、だれでも複数の集合的無意識に所属しています。家族、地域、世代、国、性別。所属している集合的無意識に流れている価値観は、そのグループ内では「当たり前」のこと。差別であることにすら気づきません。

悪気が無い人の方が残酷

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