【タロット】出たカードの意味がよくわからなくてもいい

こういうことを言ってるのでは？と先回りしない

内側との対話にタロットを使って問いかけをしたら、わかる言葉で答えを受け取りたい。でも、内側は言葉を持っていませんから、タロットの絵を使って、イメージとか感覚を伝えてくるだけです。

イメージや感覚で問いの答えを受け取ったら、自分が理解できるように翻訳したい！と思うのはやまやまですが、先回りせず、そのまま受け取っておきます。

内側に作用する

思考（顕在意識）のなかでグルグルと考え事をしているときは、内側（潜在意識）はほとんどその考え事に参加していません。言葉を持たないので参加したくてもできません。

タロットを取り入れると、出口のない思考グルグルが、内観に発展します。胸の内側に入っていける扉がバッと開く感じです。

そして、悩んでいたことと一見関係ないようなカードが出てくることもあります。出てきたカードにハッとして、そのおかげで思考から抜け出せ、建設的、発展的な新しい思考が始まる場合もあります。

カードにアテレコした後にまとめようとしない

わたしがお伝えしているタロットの読み方は、タロットの絵から感じたことをいろいろと話してもらうスタイルです。
キーワードを知らなくても、お話しているうちにちゃんとそこへたどり着きます。この方法でリーディングしたら、タロットカードを読めない人はたぶんいなくなるんじゃないかとわたしは考えています。

そして、カードにアテレコして楽しんだが、それで出てきたリーディングの意味がよくわからない場合、出てきた言葉から共通点を拾ったり、キーワードらしいものを見いだしたりしなくていいです、とお伝えします。あとのことは、内側を信じて、潜在意識の中で物語を進めてもらいましょう。

いますぐじゃなくてそのうちにわかる

悩み事や考え事があって、問いを立ててタロットを引きました。そのタロットを眺めながら、いくつか言葉にしたものがあります。それは、あなたが感じたことです。

そして、あなたが感じたことの中に、問いの答えに近づくヒントが見え隠れします。これに自分で気づけるようになるといいのですが、最初のうちは、よくわからないと思います。

自分が悩んで、思考グルグルしてるからタロットに答えて欲しくて問いかけているのに、まさか、出たカードを眺めてしゃべっている自分の口から、質問の答えが出ているなんて思いませんよね。

同じカードを見ても感じることは人それぞれ。カードは写し鏡のように、自分の内側を出してきます。だから、カードは内側からのメッセージなんです。カードは言葉を話しませんので、質問した私たちが、自分のカードを眺めて、いろいろ答えるわけです。

カードを見て話したことに、自分の悩み事の答えが入っています。
話している最中に自分が答えを言っていると気づくと、雷に打たれたようにびっくりしますよ。