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旅行初日に観る映画の話

新幹線で西へ向かっています。
今日は朝からのんびり準備をして、映画を1本観て、お昼過ぎに家を出ました。
品川駅に着いたら新幹線が軒並み遅延していて改札には険しい顔だらけ。

三連休の初日だから、予定が狂って嫌な思いをした人も多いでしょう。私は今日中に目的地に辿り着ければいいと思っていたので、そんなに困ってはいません。
二泊三日の旅行ですが、細かいスケジュールも決めていないのです。街並みや景色を楽しむことが主目的だし。

こんな風にスケジュールを決めない旅行にハマっています。大学時代は日帰りで京都に行って、寺社も食べ物も雑貨も喫茶も鴨川も楽しめる分刻みの計画を立てたりもしていましたが、元来の計画好きが暴走し、スケジュールが狂うとイライラしがち。
なので最近は焦らず慌てず「またこの街に来たいね」と言って帰るくらいのテンションを心がけています。

今日はいつにも増してのんびり準備をしました。旅行する日の朝に映画を観るなんて、とても良い贅沢だと思ったからです。
そのおかげで、満ち足りた気持ちのまま新幹線に乗っています。

観たのは、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』大好きなトム・ハンクス主演ですが、9.11で亡くなった父親の役だと聞いており何年も尻込みしていました。

1から10まで羅列せずには居られない主人公の男の子に強い親近感を覚え、彼を見守る大人達にも共感して。子どもと大人、どちらの気持ちもよく分かる気がしてのめり込みました。面白かった。

世界的に有名な賞だとか、口コミの評価が良いとか、映画の「良さ」を測る尺度は数あれど。
この映画は私の映画でした。私のための、私にとってこの上ない映画。


もっと早く観るべきだったかな、という気持ちもあるけど、今だから受け取れるメッセージもあったはずだから。今日観てよかった。

もうすぐ目的地。この後も良い旅行になりますうように。

#映画 #日記 #旅行

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