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【音楽】結成24周年を迎えるBUMP OF CHICKEN【結成記念日】

今日はBUMP OF CHICKENの24周年記念日だ。

Twitterのトレンドに上がり、全国全世界のBUMPファンがお祝いムードに包まれている。日本は建国記念日で今日は祝日だが、BUMPファンにとってはめでたい一日。そう、何か発表があるんじゃないかと数日前からそわそわしているのである。

私がBUMPを知ったのは2000年頃だった。ちょうど新卒で入った会社の新人研修を受けていた。IT系の会社だったので文系の私にとってフローチャートの書き方からシステム系独特の用語やプログラミング言語の学習、全く一からの勉強だった。

3ヶ月あまりの新人研修中はとても楽しかった半面苦しかった。毎日膨大な課題に追われ毎日フローチャートとの闘い。理系大学院卒の同期にいちいちファミリーレストランで論理的思考力と解き方を教えてもらい、夜11時頃まで格闘した。家に帰るのは12時過ぎ、お風呂に入って寝るだけ。翌朝は6時に起きてまた同じことの繰り返し。身の丈に合わないところに入ってしまった。そんなことをずっと考えていた。

3ヶ月の新人研修が終わるとプログラミングばかりやる部署に配属になった。会社生活は刺激的で楽しかった。プログラマーとして適性があったかどうかは分からないが、とにかく面白い先輩や気の合う同僚に囲まれて、仕事が終わったら同期と飲みに行ったり、私が立ちあげた「山・旅行・その他諸々自然をこよなく愛する会(本当はもっと酷い名前)」のメンバーでよく企画を立てて飲みにいった。活動自体はたまに尾瀬に行ったり秩父の低山に登りに行ったりするくらいでほとんど飲み会だったが、旅が好きな仲間に囲まれて充実した生活を送っていた。

どこへ行くにも私は音楽を聴いている。電車での移動中、バスの中、ドライブには必ずCDを大量に用意して、今となっては廃れてお目にかかることのないMDには、とっておきの曲をプレイリストにまとめ、常に好きな曲に囲まれていた。

ドライブ中のFMラジオから聴こえてきたのは、BUMPの「ガラスのブルース」だった。まだ天体観測が生まれていないこの時期、インディーズとして発売されていた「FLAME VEIN」というファーストアルバムの1曲目だった。

その歌詞に一気に惚れた。

♪ガラスの眼をした猫は歌うよ 大きな声で りんりんと
♪ガラスの眼をした猫は歌うよ全ひげを揺らし りんりんと

これは!と思いその歌詞を頭の中で反芻し、サービスエリアでメモをした。当時はもう普及していたインターネットで曲を調べた。

「ガラスのブルース」BUMP OF CHICKEN

バンプ?チキン?なんじゃそりゃ!ネーミングセンスにビックリしたが、弱虫の逆襲という意味を聴いて納得した。

藤原基央さんの掠れたハスキー声、圧倒的声量、サビに向かっていく臨場感。

♪ああ僕はいつか 空に煌めく星になる
♪ああその日まで 精いっぱい歌を歌う

すっげーカッコいい!!ドハマりした。もうこれは聴きまくるしかないじゃないか。
すぐに2枚目のアルバム「THE LIVING DEAD」も購入した。

他にも色んなアーティストを聴いていた。洋楽やレゲエも好きだったしクラブに行ったりするためにMONDO GROSSOもよく聴いていた。あとUnderworldは特に好きだった。1996年に公開された「トレインスポッティング」というヘロイン薬中になっていく人生を描いた映画の挿入歌となっていたので即サウンドトラックを購入してUnderworldを生で観るため幕張メッセまで出かけ一人徹夜で踊ったこともあった。

そんな洋楽かぶれに転じそうになっていた私の心をBUMPはしっかりと鷲掴みにした。

「アルエ」なんか藤原さんが好きな綾波レイのために書いたなんてホント可愛いエピソード。そんな寒いとこ今すぐ出ておいでアルエ。アルエ―!最高だ。

当時はカラオケが大流行しており、男子はB'zやミスチルやスピッツやイエモンをよく歌っていたが、私はBUMPをよく歌っていた。もちろん他の女性のアーティスト、特に小室サウンドなんかは好んで歌っていた。

会社を辞めてからも友人の結婚式の2次会が終わり登山サークルの仲間と朝までカラオケに行った。BUMPの「オンリーロンリーグローリー」は大盛り上がりだった。全然歌えてないじゃん!と突っ込みながら早口に詰まりながら苦戦していた仲間たち。みんなもう社会人としてそれぞれの道へ進んでいるのにお酒が入ったりすると「全然変わってないね」って笑えてくる。

初めてライブに行ったのは実は遅く、BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER だった。初日の幕張メッセと広島に行った。チケットが全然当たらなくて、Twitterで知り合った心優しい方に譲ってもらった末の参戦だった。

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特に初日の幕張メッセは忘れられない。グッズを購入するために朝5時に電車に乗り、物販の列に3時間以上並んだ。BUMPの底力を見た気がする。すごすぎる。そしてファンの方々も優しくて、待っている間退屈すると気遣った方々が大量の飴の入った紙袋に「お疲れ様です。おひとつ取って隣の方へ回してください」と書いてあった。その光景はすぐにTwitterで拡散された。こういうファンに恵まれてBUMPを好きになってよかったと心から思った。

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初めてのライブ、オールスタンディングだった。一人で参加したので待ち時間はとにかくBUMPを聴きまくり、買ったばかりのグッズを身にまとい、タオルを肩にかけTシャツはもちろんリュックやリストバンドまで衝動買いしてしまった。

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ライブは形容しがたい感動に包まれた。藤原さんの声量のすごさ、CD以上の声量。増川さんの可愛いギター、たどたどしいMC(笑)、いつも面白く盛り上げてくれるチャマ、絶対に一言も口を開かないドラマーの升さん。

いつもYoutubeで観ている世界が今目の前で広がっている。セットリストも照明も最高だった。

かなり予習をしていたつもりだったが知らない曲が1曲あった。

HAPPYのいわゆるB面に収録している「pinkie」だった。

未来の私が笑ってなくても
あなたとの今を覚えてて欲しい
心の始まりは強すぎて
言葉じゃ間に合わなくて
足りないからどんどん足すから
弱くなって終わりにした
繰り返す事を疑わずに
無くす事を恐れずに
自分のじゃない物語の
はじっこに隠れて笑った
そうしなきゃどうにも
息が出来なかった
たいして好きでもない
でも繋いだ毎日
あなたのためとは言えないけど
あなた一人が聞いてくれたら
もうそれでいい 
       BUMP OF CHICKEN 「Pinkie」

一瞬で引きこまれた。帰宅途中にiTuneStoreで曲を購入してリピートしまくった。今日のセットリストの中でも心が震える、涙腺が緩む。そんな名曲だった。

それからはLIVEDVDやCDを一層集め、いつでもどこでもストリーミングで聴けるようにAppleMusicにも登録した。

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2020年2月11日

今日はBUMPの24周年記念日。
今アルバム「RAY」の1曲目「WILL」を聴いている。この曲を聴くとあの幕張へ向かう電車の中の高揚感を思い出す。そして「ray」で一層盛り上がり、グッドラックで涙を浮かべるのだ。

BUMPが24年もブレずに誰も欠けることなく、ここまで音楽を続けてきてくれたことに感謝しているのは私だけではない。全国のBUMPファンが今祝福のメッセージやイラストや写真をTwitterに上げている。心は一つだ。

BUMP OF CHICKEN最高!!!




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