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行動を起こそう

コーチングでいうところのBE→DO→HAVEの話を前に書いたが、このなかで一番大事なのはDO、いかに行動するかだと思う。

好きなこと、やりたいことを見つけるのがセカンドライフの肝だと以前から主張しているが、いきなり好きなことや、やりたいことが見つかるわけではない。ましてや仕事中毒でとにかく会社人間だった人は趣味もなく、せいぜい会社の接待でゴルフをしてきたとか、仕事の延長でしか趣味を持ってこなかった人も多いと思う。

そこで好きなもの、やりたいことを棚卸しするワークをすることになるのだが、よくあるのが、好きなことや、やりたいことを100個書き出すというもの。途方もないチャレンジワークなのだが、これを行う意味は、自分の潜在意識を呼び起こすことにある。今まで考えてもこなっかったようなワークを強制的にやることで、氷山の下(海水)に埋もれる7割の潜在意識を呼び起こす。

しかし、さらに大事なのは、そうした好きなことややりたいことを頭の中だけで考えるのではなく、実際に行動を起こして確認する。もしくは当初予定だにしていなかった好きなことが、別の行動の中から見つかるということがある。

私がいろいろ行動する中で見つけた好きなことが、「人に教える」ということ。自分では全く得意なわけではないが、セカンドライフについて勉強したり人から話を聞くうち、「なんとか自分が学んでいることを人に教えることができないか」とムクムクとやる気が湧いてきた。当初は全くそんなことは予測していなかった。しかしセカンドライフに関する多くの書籍を読んだり、オンラインサークルで学んでいる「おじさんLCC」の仲間と交流するうちに、セカンドライフの伝道師的な役割に俄然興味をもつようになった。そして「定年後のセカンドライフの過ごし方を人に伝授し、お役に立つことができるのではないか」と仮説を立て、現在勉強している。そしてそれがまた楽しい。どんどん吸収しようという意欲が湧いてくるのである。

このように、頭の中で好きなこと、やりたいことをひたすら考えのは限界があり、ひらめきや意欲は行動から生まれる。具体的には書籍を読む、人と会って話を聞く、サークルや勉強会で刺激を受けるなど、行動様式は山ほどある。私の場合は書籍と、おじさんLCCの交流が行動変革に導いてくれる。

だから好きなことを100個書き出すワークは、行動に出る前のウォーミングアップでしかないと私は思う。
「素振りを100回するより、試合で空振り三振をする」ほうが余程実践的であり、学ぶことも多いと思うのである。

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