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徹底が感動するユニークネスを作る

最近良い商品に接する機会が増え、心が豊かになりました。そんな体験からふと思ったことがあります。

最近のバズワードだった「物から体験へ」の真理は、スマホの普及からサービスの増加によったトレンドで、物からサービス消費が増えたということ。

そして、何より重要なのは、今までも人は体験を買っており、物から新しく、素晴らしい体験を受けることが当たり前だったのが、昭和ということでした。

正直、私は時代に逆行しているのかもしれません。今まであまりモノにこだわらず、コトを追求しましたが、最近はサムソナイトのリュックに感動し、マリアージュフレールの紅茶に驚かされ、volvoの安全性に息を呑みました。

そして今もなお思っているのは、より大きく現実世界を変えるのはソフトではなく、ハードだと思っております。仮想世界に生きない限りは。

最近特に感動した商品は上記に挙げたサムソナイトのリュックと車のvolvoです。

マーケット感覚を鍛える意味でも、たまにぶらぶら百貨店に行って、物を見たり、試したり、店員さんに話を聞いたり時々しますが、その中で出会ったサムソナイトのリュックが感動的でした。

サムソナイトといえば、スーツケースが有名です。それに合わせてリュックはスーツケースに引っ掛けられるようになってるといった工夫はもちろん、ビジネスマンに合わせて徹底した収納機能がありました。

特に驚いたのはカバンの外側の下にだけジッパーが付いていて、何用なのか不思議に思っていたら、折り畳み傘を入れるための収納でした。折り畳み傘は濡れるので、外側の下にポケットを作れば中に入れている資料とかは濡れずに、カバンに入れられます。他にもビジネスマンを意識した仕掛けがあったりと、ターゲットの生態を理解し、徹底して顧客満足度の追求をしているなと実感しました。

次に上司のvolvoに乗せてもらった時に驚いたのは、徹底した安全性の追求でした。

volvoは車線変更できない時、曲がる側にライトを点灯し、車線変更できない事をドライバーに通知します。また、車間距離も長さを設定することができて、それに応じてフロントにライトを点灯してドライバーに知らせます。

更には自動ブレーキや補正も効いてくるので、センターの線を超えたら自動で修正します。その他にも徹底して安全性を追求した部分はありますが、特に驚いたのはフロントの外側にエアバッグを用意していること。万が一、人を轢いてしまった場合にも人身の怪我を軽減するためにつけているとのこと。哲学や信念とも思えるほどに、徹底したモノづくりをしているなと感じます。

手軽には買える値段では無いですが・・・とはいえ、憧れを持ち、いつかは欲しい!と思えます。一流のブランドはこういった哲学や信念に基づき、徹底したモノづくりで形成されているんだなと実感しましたし、何よりこの徹底が感動するユニークネスを形作っているんだなと感じた、今日この頃でした。

akky

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