「親のエゴ」と言われて
「子どもか好きなメニュー」と聞いたらどんなものを思い浮かべますか?
カレーライス、ハンバーグ、エビフライ、お子様ランチ(おまけ付きのキッズメニュー)、オムライス、お寿司、フライドポテト、唐揚げ…
甘いもので言うと
カステラやデコレーションケーキ、プリン、クレープ、ホットケーキ…
私はそんなイメージです。
我が子2人には卵アレルギーがあります。
ムスコにはその他に蕎麦アレルギー、ムスメには甲殻類のアレルギーがあります。
「子どもの好きなメニュー」
食べられないものも多くあります。
外食やスーパーで
特にイベントの出店やキッチンカー、屋台で
「これ食べたい!」と言われて「良いよ!」
と簡単に言えないことが多いこと…
大手の飲食店やスーパーではアレルギー表示が当たり前になってきていますが、個人でされているところやスーパーの店内調理品で容器包装されていないものは表示義務がないので…何が入っているのかわからないもので、かつ、お店の人の100%の確認が取れなかった場合は「疑わしきは食べない」で諦めることも多いのです。
ちょっとショボンとしたような表情の我が子たち。
オットにそれが複雑だと吐露したところ
「それは親のエゴもあるんじゃないかなぁ」
と言われました。
つまりは
「勝手に決めつけているんじゃない?」
ってことなんですよね。
オットの言いたいことは。
まぁ確かに。
私は「私が小さい時に食べていた経験」から「子どもはこういうもんだ」というイメージを作り出して、それが出来ないことが可哀想だと考えているんだと思います。
つまり
自分の理想に子どもを当てはめようとしている、と。
でも我が子たちの当たり前はそれとは違うんですよね。少なくとも、自分の希望が叶えられなかった、という気持ちでショボンとするのはあるだろうけれど。
卵アレルギーであることを自分でわかって。
10ヶ月の時から卵アレルギーで、ずっと卵の味が嫌いだったムスコが最近は「ちょっと美味しく感じてきたかも?」と言うようになったり。
1年前まで食べられていたものがいきなり食べられなくなったムスメが「卵アレルギーやから卵食べると喉がイィー!ってなるねん」と言えるようになって。
そして2人とも
「いつかオムライス食べてみたいなぁ」
という共通の憧れが最近できて。
卵はそのうち食べられるようになるかもしれない。
蕎麦や甲殻類はこの先も食べられないかもしれないけれど。
そもそも。
食べることだけが全てじゃない!
(食べれるものを)たくさん食べること。
思いっきり遊ぶこと。
いっぱいいっぱい笑って毎日過ごすこと。
全部が全部、子どもたちには大切なこと。
ムスコもムスメも大変(それは大変!)食欲旺盛だから
私は余計に気にしすぎるのかもしれません。
そうだよなぁ。
そうだよなぁ。
子どもたちは
体質で少し苦労はしているとは思うけれど、
それで全てが『可哀想』と憐れまれるようなことは決してなく。
一人の人間として
「自分の立ち位置」で
めいっぱい生きてるんだよなぁ。
それを他人が言ったのを突っぱねるならまだしも
親の私が可哀想だと思ってどうするよ!(° °)
夕食後に「お腹いっぱーい」と笑う2人を。
夢に向かって卵の摂取を少しずつ頑張る2人を。
一番近くで見ているはずなのに。
…うん、ムスコとムスメに失礼だな。
親の私も
もう少し肩の力を抜いて、いきたいものです。
母は卵なしで作れるもんなら何でも作りますよ。
一緒に今を楽しもうね!
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