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休職日記#2 超難解パズルに出会った話(箱詰めの技術すごい)

先日、ネットショップで注文した歯間ブラシが届いた。

正確には「歯間フロス」というらしい。

私が愛用しているのは、P字のような形のものだ。

(調べてみたら、F字型フロスというらしい)

普段、あまりネットショップを利用しないが、ストックがほしかったので買ってみた。

届いた日は大雨だった。

ポストの扉が閉まる音が聞こえてきたので、傘を差してパジャマのまま外へ出た。(最近は一日中パジャマ姿のままなことが多い)

ポストを覗くと、薄い段ボールが丁寧にビニール袋に包まれて入っていた。

何かが届くというのは、いくつになってもわくわくする。たとえそれが、ネットショップで買った歯間フロスだったとしても。

わくわくしながら箱を開くと、大量(50本入×10袋分)の歯間フロスがとても丁寧に箱にきっちりと入っていた。

思わず「おお〜」と感嘆の声を上げながら、何の気なしに箱から袋を取り出した。一つの袋を引くと、他の袋もつられて箱から出てきた。

注文通り10袋入っていることを確認し、元の段ボールに戻そうとした。

そこでやっと気がついた。

も、戻らない・・・!

試せど試せど、全く蓋が閉まらない。

店頭で指輪をはめてみたら思いのほかキツくて、抜けなくなった時の焦りにちょっと似ていた。いや、そんなに焦る必要は全くないんだけども。

それから5分くらい格闘した。たったの10ピースのパズルなのに、めちゃくちゃ難しい。全然入らない。色々な方向に向きを変え、位置を変え、ずらし、組み合わせてもぴったりと蓋が閉まらない。

10分が経過した。私は諦めた。

これはもう、プロにしかできない技だ。私には無理だ。

限られたスペースにいかに無駄なく配置し、蓋が浮くことなくきっちりと梱包する。物凄い技術だ。

もしかすると、箱詰めしてくれた人は普通のことだと思っているかもしれない。いつもやっていること、の一つにすぎないかもしれない。でも私には素晴らしい技術に思えてならない。(機械でやっているのか、人が詰めているのかはわからないけども)

ちなみに後から気づいたのだが、店頭で単品購入するよりも500円ほど高かった。「ネットだとお得だし〜♪」と購入したはずなのだが、単品価格を見誤っていたのだ。

500円…スタバのドリンク1個買えるやん…と若干落ち込んだ。

でも、配送代と箱詰めの技術代だと思えば小さいことのように思えた。

リスペクトを込めて、イラストを描いた。歯間フロスをこんなにたくさん描くのは後にも先にもこれが最後になると思う。

こんなにガッツリと絵を描くのは久しぶりで、すでに腱鞘炎気味だ。肩もバキバキ。慣れないタブレット&タッチペンでの作業だったけれど、描き始めたら楽しくて気づいたら4時間経っていた。

歯間フロス、ありがとう。

(ちなみに一袋にしっかり50本描いたのはこだわり)

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