40代なかば、自主的に週4日勤務にしてみた

私は政令市の公益財団法人に所属し、3月まで指定管理者である公立文化施設で働いていました。4月から、所属はそのままで音楽フェスの事務局で働いています。

自主的に週4日勤務を希望

異動にあたり、今年は専門職大学院の修士論文を書いて卒業しなくてはならないということもあるので、仕事と勉強の両立を考えて基本的には週4日勤務を希望しました。あまった1日は勉強だけでなく、今後のキャリアにつながる活動などにも充てたいと思っています。
つまり、最近話題の「週休3日」を自主的に取り入れました笑
(企業で行われているのは週4日の勤務時間延長で月間勤務時間は変わらないスタイルなので、単純に収入が減る私のケースとは異なりますが)

健康面の不安などもいろいろあり、いっそ退職まで思い詰めていた中、働き方を変えることでいきいきと生きられて、他で得た知見を組織に還元してくれるならそのほうがお互いにいいんじゃないかとトップから提案していただいたことで、この形が実現しました。
希望しての異動だったので、仕事をどっさりおいてくる形になり、これまで働いていた仲間には申し訳ないことをしました。しかしながら私が特例ということでなく、こうした柔軟な働き方が広まれば組織への定着率も高まるのではないかと思います。

結果、とてもよい

家族と過ごす休日のほかに、自分のための休日ができたことは本当に大きいです。休日と言ってもその仕事に対する休日なだけで、一日中予定はびっしり入っていますが、それらを平日に振り分けてやっていたことを考えると本当に余裕のある生活です。まだ2か月、いまのところは心の落ち着きを取り戻したことが一番のメリットです。
来年以降もずっと続けるかどうかはまだわかりません。
誰しも数十年同じペースで働くのは難しく、どうしても波があるわけですから、そのときの健康やワークライフバランスを大事にして働き方も最適化できるのが理想ですよね。

ポジティブな出戻りもありだよね

話変わって。
先日、まったく別の業種にいる大学の後輩と久しぶりに会いました。
仕事に切迫した不満はないものの、長年同じことをしていると魅力が薄れ、年齢が上がるにつれて本来やりたかったことからも遠ざかっていき、「辞めたい」と思う気持ちが高まってきたとのこと。
そんな話をいろんな人から聞く気がします。先がなんとなく見えてきてしまった40代なかばという年齢もあるのかもしれません。
かといって、転職はハードルが高い。副業する余裕もない。
もし今のところにまた戻ってこれるなら、2年くらい別の仕事をしてみたい、という話をしていました。
それね、それいいよね。
停滞してるときには新しい経験を積むことで視野を広げたいという気持ち、すごくわかります。私が大学院に行こうと思ったのも、結局そういうこと。
企業にとっても、在籍出向は従業員の成長につながり組織にも還元できるシステムです。コロナ禍での危機を、在籍出向という形で乗り越えた企業もあります。

先行き不透明な時代だからこそ、働き方変革のチャンスもあるのではないでしょうか。現状のシステムへの不満でがんじがらめになるよりも、「自分はどうしたいか」をポジティブに考えていきたいですね。

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