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自律神経は3段階で発動する

自律神経は、
交感神経と副交感神経からなると言われてます。
副交感神経は、
背側迷走神経複合体、
腹側迷走神経複合体の2種類からなると言われてます。
自律神経は全部で3つあるとするのが、
ポリヴェーガル理論です。

背側迷走神経複合体とは、
脳の延髄の迷走神経背側運動核が延髄の孤束核とともに形成されています。
背側迷走神経複合体は、
単細胞生物にも存在ずる最も古い副交感神経です。
適度に働いている時、
消化、排泄、生殖機能、身体の回復などを司り、リラックスと休息モードになります。
生命の重大な危機に際して、
新陳代謝と酸素消費を減らした、
シャットダウン、凍り付きの状態になります。
生体として、呼吸が抑制され、心拍数が下がり、反射的な排便が促されます。

腹側迷走神経複合体とは、
迷走神経副神経と舌咽神経の神経核である延髄の疑核が三叉神経運動核・顔面神経核とともに形成されています。
腹側迷走神経複合体は、
社会的なつながりを促す働きをします。
目、表情、声質、口、あご、頭、心臓、気管や肺などに関わって、
人と交流するときの社会友好モードに使われる神経系です。

人間の反応は、
社会神経系の腹側迷走神経複合体、
その次に交感神経の反応、
最後に背側迷走神経複合体の順に働きます。

よって、
自律神経を整えるには、
腹側迷走神経系の働きを高めることです。
そのための方法は、
三叉神経の感覚神経を刺激する、
歯磨きとフロスをすることです。
また、笑顔で筋肉をほぐすことで、
迷走神経と舌咽神経の神経核を刺激することです。