見出し画像

ビジョナリー・カンパニー2~飛躍の法則②

ジム・コリンズ著書の
「ビジョナリー・カンパニー2~飛躍の法則」から
優れたリーダーになるために必要なことを学びます。

先日投稿した「ビジョナリー・カンパニー2~飛躍の法則①」の第3章までの続編です。

第4章 最後にはかならず勝つ~厳しい現実を直視する
自分がおかれている現実のなかでももっとも厳しい事実を直視する。厳しい現実を直視する姿勢を貫いていなければ、正しい決定を下すのは不可能である。
飛躍するには、上司が意見を聞く機会、究極的には真実に耳を傾ける機会が十分にある文化を作り上げること。
真実に耳を傾ける社風を作る基本的な方法は、①質問によって指導する。②対話と論争を行い強制しない。③解剖を行い非難しない。④入手した情報を無視できない情報にずる仕組みを作る。
バスに乗った人の意欲を挫かないようにするにはどうするかを考える。
偉大さへの飛躍を導く姿勢のカギは、どれほどの困難にぶつかっても最後には必ず勝つという確信を失ってはいけない。

第5章 単純明快な戦略~ハリネズミの概念
情熱をもって取り組めるもの、自社が世界一になれる部分、経済的原動力になるもの、の3つが重なる部分を深く理解し、単純明快な概念(ハリネズミの概念)を確立する。
その際のカギは、世界一になれる部分となれない部分を理解すること。
ハリネズミの概念を確立するまで平均4年かかる。
事実に基づいた目標と戦略を設定する。

第6章 人ではなく、システムを管理する~規律の文化
官僚制度は規律の欠如と能力の問題を補うためのものであり、この問題は不適切な人をバスに乗せていることに起因している。
規律の文化は規律ある考えができ、規律ある行動をとる規律ある人材が必要。
偉大な業績を持続させるために、みずから規律を守り、規律ある行動をとり、目標と戦略に対して熱狂的に勤勉に徹底して仕事に取り組むこと。
やめるべきことのリストはやるべきことのリストよりも重要である。
人に自由と責任を与え、管理の必要性をなくし、人のエラーをなくすためのシステムを管理する。

第7章 新技術にふりまわされない~促進剤としての技術
技術が自社のハリネズミの概念に直接適合するのであれば、技術の利用で先駆者になる。
技術は適切に利用すれば業績の勢いの促進剤になるが勢いを作り出すわけではない。
自社の可能性を実現したいという具体的な動機によって行動する。
技術が急激に変化する時期にすらも、這う、歩く、走る、地道な努力が極めて効果的である。

第8章 劇的な転換はゆっくり進む~弾み車と悪循環
弾み車効果とは、ハリネズミの概念に基づいて前進する→目に見える成果があらわれる→成果をみて参加者が増える→弾み車が勢いを増す。
偉大な企業への飛躍は、生物の成長のような積み重ねの過程である。
劇的な飛躍は、魔法の瞬間はない。愚直に地道に歩を重ねて弾み車を回す。革命とは車輪を回すことである。
弾み車を回すには、習慣にして毎日歩を進めることが重要。

まとめ
謙虚と意思の強さを併せ持った第五水準のリーダーシップを目指す。
歯車を回すと自然に成果がでる。
情熱をもって取り組めるもの、自社が世界一になれる部分、経済的原動力になるもの、の3つが重なる部分を深く理解し、単純明快な概念(ハリネズミの概念)を確立する。
3つが重なる部分の事業を行うため、誰をバスに乗せるか?誰をバスから降ろすか?を決める。
目的、目標を立案して、目に見える成果を出す→成果をみて参加者が増える→弾み車が勢いを増す。
偉大な企業への飛躍は、生物の成長のような積み重ねの過程である。
弾み車を回すため、毎日歩を進めることを習慣にして事業を目標へ導く。