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時間は存在しない

今日は時間は存在しないというお話をさせていただきます。
世界は出来事の関係性により存在します。
相互作用によって具体的な存在になります。
ものは存在せずに、ことが起きるということです。
出来事は常に生じて変化をして行くものです。
これは量子力学の考え方です。
プロセスの集まりが出来事であり、時間を生み出すと言う考え方です。
時間というものは、過去現在未来と考えられていますが、
全ての量子の点の時間は、揺れ動いていて不確かなものです。
よって、厳密には過去や現在未来というものは存在していません。
それぞれの場において、時間というものは揺らいでいるものです。
それでは過去と現在、未来の違いは何かと申しますと、
エントロピーの大小です。
エントロピーとは、小さければ秩序が高く、大きければ無秩序であると言うものです。
過去や現在というものは、エネルギーを熱に変換してエントロピーは低くなります。
これは秩序だっているということです。
熱を変換することによって、秩序だつからこそ、
現在、過去というものは記憶に留まると言うことです。
かたや未来はエントロピーが増大します。
これからの未来というものはなかなか予測できないからです。
過去の痕跡があるのに、未来の痕跡が存在しない。
それは過去のエントロピーが低かったから。
ただ、これだけの理由です。
これは、人間による視点がもたらす結果でしかありません。
出来事の相互作用というものは、エントロピーの大小で示される。
つまりこれを、人間は時間ととらえるということです。
時間はこの世界の、束の間の構造、相互作用の関係性といいます。
この世界の出来事の中の短命な揺らぎでしかないということです。
エントロピーの増大が過去と未来の差を見出します。
過去の時間は秩序立って、そして未来の時間は無秩序である。
その中にも、未来をより秩序だてて安定させる。
そのためには、外からのエネルギーをつぎ込んで熱へと変換してあげる。
そうすることで、不安や未来への立ち向かい方ができると考えています。
エントロピーを低くするように人生を生きる。
そのためにエネルギーを熱に変換するために行動して行きたいと思います。