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過去をよしよしする

おはようございます。昨晩は深夜のノリで久々に書いちゃったな・・・なんて恥ずかしいですが、照れたりしない!ありのまま出す!だってもうかっこつけてる余裕なんてないからー!

今回も転機になったことについて記録しておきたいと思います。

1つ目は、こちらのキャリア講座ですね。

株式会社MYコンパス:女性向けライフキャリア教育・コミュニティ運営 (mycompass.co.jp)

2年前にも参加したのですが、今回のキーワードが「起業家マインド」だったのです。起業家!
前の会社で辛かった時、自分で辞めることを決めたとき、思ったですよ。
「あ、自分のこと自分で決めていいんだよね」みたいなこと。
いい会社にいたので気づかなかったんですが、いい会社で給料をもらうことってメリットだらけだとおもいつつ、そのかわりに会社に渡してしまっているものがありますよね。自己決定権とか、心地よい時間の使い方とか、責任の量を自分で決めるとか。そういうデメリットを自覚するようになったら、どんどん、人事異動とか人事考査とか会社の暗黙のルールとか、果てには決まった時間に決まった行動をとることを強制されることが死ぬほど嫌になってきました。
給料と経験をいただくために我慢でしょ!
って思ってたよ、前は。自分になんのスキルもないし、仕事以外のことに注力したかったし。でも、会社、でかくて居心地よすぎた。バッキバキのすんばらしい歯車だったもので、10年以上働いたのに私何ができるんだろうって疑問に思っちゃった。
既存の職種に自分は当てはまらなかったこともあり。私そこそこ難しいこともしてきたけど、転職しよ思って登録するとき、「事務」ですからね「事務」。自分がやってきたことをその2文字に集約するにはちょっと不満が残ったのですよね。
それからというもの。結局人間みんな違うんだから、やり方だってそれぞれ違うわけで。でも世の中にあるカテゴリーっちゅうものは最大公約数だから、どこかでなにかを我慢してるわけでしょ。全てが自分の思い通りにいかないんだったら、我慢の部分は最小にしたいと思いました。
これまで、自分でこれだ!という選択をせずに来たことで、見た目の経歴はキレイだけど、搾取されっぱなしの人生だったような気がしてきました。自分の欲が薄いので、周囲のやることはっきりしている人に振り回されてきたわけ。いいお客様ってやつです。消費者の優等生、みたいな。仕事の方も優等生なので結構こなせるんだけど、自分に何が残るのだろうか?という気持ちになっていました。今考えると。しかも自分が魅力的!と思う強い人は欲も強いので、私消耗しちゃうんですよ。自分にそれほどの欲があるかどうかさておき、色々なことに言い訳してきたから、ついに欲も分からなくなってきているということにも気づいた。
いい人とか、優しいとか、言われ慣れているけど、結構やなやつかもしれんな~と思い、やな自分が出てくるとちょっとうれしいと思うようになりましたー笑。合理的で人格者たる思考に修正するまえの直感を磨きなおさないといかんな。

あと、2つ目はこちらのワークショップ。

「ワレワレのモロモロワークショップ」   3月も開催!!|岩井秀人 (note.com)

劇場でみたことあるコンテンツですが、なんと自分も体験できるということで速攻申し込みました。その日子供の予定があったのだけど、夫にお願いした!結果、いってよかった。
自分のひどい目にあった話を語って、そのワンシーンをやるというワークショップで、私もやってもらいました。
後に劇団を一緒に立ち上げる方(Aさん)と一緒にコント公演に参加したときの話で、私は6本のうちの1本に作家兼演出として参加しAさん含む3人の方に演じてもらったということがありました。演出上ドタバタを入れたら、「過激すぎて上演禁止」と運営に言われ、それが面白いと信じている心をまげて、改変を受け入れたことでメンバー(主にAさん)と溝ができた・・・という出来事を再現しました。

ちなみにその問題のドタバタ行動は、実は動画でとってあって、勇気を出して10年ぶりにみてみたんですよ!どうだったかというと、やっぱし過激ではない。でもやたら長かったし、あれこれ言われてしまうスキはあったかも。そのあたり折衷案を出せずに100vs0に持ち込んでしまった(持ち込まれた?)ことは自分の未熟さやなー。
当時気の合った山田君(仮)だけげらげら笑ってました。

不思議なことで10年以上前のことなのに、リアルに当時の感覚を思い出すんですよね。いまとなっちゃあ、運営側に言いたいこと山ほどあるのに、このワークショップで運営側の役をやってくれた役者さんの前に立つと、1つ1つの要求を真摯に検討し、咀嚼しようとして、てんぱっている自分が出てきました。ワークショップの演出の方曰く、「全部受け止めちゃってる」「自分の弱いところを差し出している」と言われて、ああーーーそれはだめだよね。と。それまで悲劇の渦中にいた自分が、結構笑える状態だったんだなということに気づいたのですよ。私は、自分のポリシーを曲げた私を許さずすごい恐ろしい仕打ちをしてきたAさんと対峙するためにこのエピソードを選んだのですが、結果的に自分の弱さとか、欲の薄さ(本当はあるのに)とかに気づくことになった。
で、ここからは白眉だと思っているのですが、その硬直状態が続いたあと、「再現じゃなくていいから、その時言いたかったこと、いっちゃいなよ!」という流れになったのです。何度も反芻したこの出来事、いいたいこといっぱいあったし。でも心は過去に戻っているので、言えない自分と戦う形で絞り出たのは、運営側(みんな自分の作品を作ってる)への「だってあなたたちの芝居は面白くないじゃん」という言葉でした。

こどもか!

面白いとかどうとか主観は言い出したらキリがないから言っちゃだめ!だと思うのだが・・・そういう言葉が出てきた。お前より私の方が面白いじゃん!だから黙れ!と。なんとセルフィッシュ!でも心の底からそう思った。自分の心が自由になっていた証拠かなと思いました。
もちろんこの境地に自分ひとりでたどり着いたわけではなく、この対立を再現する過程で、参加者のかたから感想をもらったり、当時の心理状態を一緒に考えてもらったことに後押しされました。すごい温かい場でした、自分脳内会議でいろんな自分がお話ししている感じに近い。しかも、メンバーの半分は役者さんだったので、エピソードをちょっと面白くなるように再現してくれるのが救いだった。まんまの再現だったら心削られて終わった気がするのよね。
で、そこで改めて、「Aさんはやっぱすげえな」って思えたのさ。私Aさんみたいに欲が強くて野心家の人、憧れてたんだなということに気づいたの。これから先、仕事も家族もたくさん楽しいことや大変なことがあると思うし、それなりに強いワーママになるんだと思うけど、このクリエイターでありたい気持ちをどうにかしてあげない限りは、自分の内面が成長することはないと思った。ちゃんと向き合って、そこに何にもなかったとしても、自分の責任で立ち上げることなしに、この先すごいところへ向かうことはなく、自分の想像の付く範囲でしか成長しないと思ったね。
「Aさんやべーな」って思えたのは、もう一つは自分完敗です!ということも受け入れられたからだと思った。それまではどこか「すごい事故にあった」と思い込みたいところがあった。こないだYoutubeにあったAさんのインタビューも聞くことができた。Aさんの芝居も見に行ってみようかな。

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