見出し画像

夏の終わりのそうめん流し

毎年恒例のそうめん流し。
近くに住む息子の家族や遠方から遊びに来た孫がいた夏もあった。

そうめんを流す竹の細工から始まり、それを仕切るのはツレだ。
そのツレが今夏の酷暑で竹を取りに行くのも億劫で、あわよくば今年は見送り・・と思っていた矢先、息子が知り合いの山から竹を採ってきた。 
誰もがこの酷暑で疲弊している中、家族にせがまれて採ってきたと思われる。

竹で作ったそうめんを流す道具

暑い中、炎天下での工作作業は、そうめんのスタート地点から始まって、いくつかの坂を滑り落ちるために試行錯誤の末、完成をみた。
大雑把のようで案外凝っていて工夫がされていた。
流す→流れる→落ちる→左に曲がる。→しばらく流れる(この辺りから上背のあるものはすくって食べる)→落ちる→右に向きを変える。
と、いう大まかな流れで、取り逃がした麺はバケツにざるを置いてまた流す。という仕組みだ。

全体像。

そうめんの他、生ラーメン、ミニトマト、果物缶、胡瓜、ウズラの卵も彩りに流す。
ひとまずお腹いっぱいになると流す側になり「行くよ~」と大きな声が飛ぶ。
大人たちはそうめんをつまみにビールを飲む。

女子たちはよく食べる
遅咲きのヒマワリが咲き始めた

この夏は本当に暑かった。というか未だ暑い。
でも今日の空は高く青く感じた。空気も少し変わったような。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?