見出し画像

二十四節気ヨガ 「立秋 涼風至」

立秋、暦の上では秋。
蒸し暑い日が続き秋の涼風は微塵も感じられませんが、
それでも、息が詰まるような暑さは少しだけ和らいだ気がします。
七十二候では、涼風至(すずかぜいたる)涼しい風が吹き始めるころ、です。
旧暦を元に8月のこの時期に七夕を祝う地域も多いですね。

二十四節気と七十二候

二十四節は太陽の動きをもとに一年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらに一つの季節を6つに分けて24等分してたもので立春から始まり大寒で終わります。
新しい季節の始まり、
立春・立夏・立秋・立冬を四立と言い、
夏至(昼が一番長い)冬至(昼が一番短い)を二至、
春分・秋分(昼夜長さが同じ)を二分、この4つを二至二分と言います。
二至二分と四立をあわせて八節と言います。
天候や生き物の様子を表す名前が付けられ、農業の目安としてとても重宝されていました。

二十四節気をさらに約5日おきに分けて、動植物の様子や気候の変化を詳しく表したものを七十二候と言います。
立秋の七十二校は
・涼風至(すずかぜいたる)涼しい風が時折感じられる
・寒蝉鳴(ひぐらしなく)カナカナとひぐらしが鳴き始める頃
・蒙霧升降(ふかききりまとう)深い霧が立ちこめるようになる頃

このように自然界で起こる出来事を繊細に表現されているのです。

元々中国で生まれた二十四節気なので日本の気象とはズレや違和感が生じます。
より正確に季節を掴むために考えだされたのが日本独自の雑節です。
節分・彼岸・社日・八十八夜・入梅・半夏生・夏土用・二百十日・二百二十日など、
生活や農作業に照らし合わせてつくられていて年中行事となっているものも多くなじみ深いものです。

二十四節気も雑節も自然界と共に生きるために生まれた美しい暦なのです。
地球温暖化の影響から、この暦が気候に合わないものになっていくことはとても悲しいことです。
四季折々の美しい風景を守っていきたいですね。


アンジャネーヤーサナ

今日のヨガポーズは
三日月のポーズ(アンジャネーヤーサナ)
腹部、腸腰筋、大腿四頭筋をストレッチし、
足のむくみ改善、婦人科系の不調の改善に役立ちます。
体の前側を伸ばすことで、ストレス解消、疲労回復の効果もあります。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?