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祖父母から柿農家を継いだ理由①

 あっき~です♪
 新潟で、【柿農家】と【フォトグラファー】と【ポッドキャスター】と【在宅校正者】をしながら、四姉妹の父親をやってます。

 noteを通じて、【自分のこと】【日々のこと】などを雑多に書いていこうと思っています。
 この記事では、なぜ柿農家になったかについて書きます。よかったらご一読ください。

 2017年に柿農家を継ぎました。それまで約50年間、祖父母が大切にがんばってきた柿園地です。
 両親も健在な中、なぜ ぼくが継ぐことになったのか。つらつらと全5回のシリーズで書いてみたいと思います。

柿山で遊んで育った子ども時代

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 ウチの柿の木たちは、だいたい1970年頃に植えられました。ほとんどの木が ぼくよりも先輩で、物心つく前から当然のように身近にありました。

 10~11月の収穫期は、家族での総力戦になります。子どもだけで家に置いていくわけにもいかないので、ぼくと妹も一緒に園地で過ごすことが多かったです。

 本当は労働力になれれば理想的だったのでしょうが、子どもにできることも限られてるし、そもそも集中力や忍耐力がなさ過ぎる子どもでした。小学生になっても、手伝いもそこそこに走り回ったり、木に登ったり、葉っぱで工作をしたりして過ごしていました。

 小学生の頃は、「朝から晩まで地道に収穫を続けるとか、ぼくには まずムリだなー」とか思ってました。でも、場所や環境自体はとても身近で、日常の一要素というカンジでした。

祖父母の姿

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 柿の園地を、我が家では柿山と呼んでます。柿山は、もともと柿山ではありませんでした。山には松林と竹林が広がっており、松を建築資材や土木資材として、竹をはざ掛け(収穫した稲をぶら下げて乾かす)用の干し竿として売って生計を立てていたようです。

 生活用品の多くが竹材料などに頼っていた時代ということもあり、山を所有しているということは強いステータスだったと、祖父母から聞きました。

 しかし、時代は変わっていきました。稲は乾燥機で乾かすようになり、はざ掛けをしなくてよくなりました。さまざまな素材がプラスチックなどに変わり、自然物の利用が減りました。松や竹は、次第に当時の価値を失っていったのです。

 そんな中、地域全体の取り組みとして、山を柿の産地にする話が生まれたそうです。祖父母も産地の一員として、一生懸命に働きました。このあたりの話はポッドキャスト番組「ウチぐだ」の156回から特別シリーズとして配信していますので、よかったら聴いてみてください。いつか、noteのほうでも記事にするかもしれません。

 農業に対して、祖父母はとにかく一生懸命です。休むヒマもないくらい、毎日毎日がんばっていました。特に祖父は、イチから関わった柿の木たちを本当にかわいがっており、祖母もまた、そんな祖父と並んでずっと柿山を守ってきていました。

 ぼくは、そんなに頻繁に柿山に足を運んでいたわけではありませんでしたが、そういった二人の姿を感じながら成長していきました。

祖父母の高齢化

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 そうやってがんばっていた祖父母も80歳を超え、農作業でしんどそうな姿を見かけることが増えました。ウチは米と柿を栽培する農家だったのですが、たまに手伝っていると「しんどそうだな」と感じる場面が多くなってきていたように思います。

 そんな中、祖父が首を手術することになりました。それが直接のきっかけだったのか、改まって聞いたことはないのですが、その後、ウチの農業経営に大きな変化が訪れます。

 稲作をやめて、柿も栽培面積を20%ほど減らすことになったのです。ありがたいことに親戚や知り合いの農家さんなどに栽培をお願いできて、残った分の柿山をやっていくことになりました。

 ぼくがそれを知ったのは実行された後だったのですが、「これから柿山はどうなっちゃうのかな?」と改めて感じました。とはいえ、すでに別な仕事もしていて妻と子どももいた ぼくが継ぐのは、現実的ではないな……と当時は思っていました。

 ここまでが第1回の内容です、よかったら次回もぜひお楽しみください。

 楽しいことが好きな人間です。変に大人ぶることなく、全力で楽しいことをやっていきます。そんな自分の活動が、誰かの何かのプラスやきっかけになったら、こんなにうれしいことはないなって思います。
 そんな自分が紡いでみたnote、よかったらぜひおつき合いください。

 お読みいただき、本当にありがとうございました♪
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