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「それは本当に長い時間の、絶望的な孤独だった」

人間関係の泥沼にはまって、身も心もぼろぼろになってしまったことがある。

それ以降、他人との距離の取り方がまったくわからなくなった。外の世界を徹底的に遠ざけるようになった。当然、孤独になった。

それは本当に長い時間の、絶望的な孤独だった。

なんとしてでもこの暗い、長いトンネルから抜けだしたいと思った。そのためには、自分の場合はその経験や思いを作品に表現するしかない、そう感じた。

けれどそれは現実のように悲観的なものにはできるならしたくない、ささやかな勇気や希望に満ちあふれた作品にしたいと思った。

孤独から抜けだす術としての創作。作品をかたちにするために、ものづくりの技術を追い求める執念が必要になった。

他人ではなく、ある種の技術の習得、鍛錬そのものに向き合うということを通じて、結果的に孤独が癒されたというのは逆説的だ。

けれどそのことはもしかすると、生きやすい人生のための重大なヒントなのかもしれないと感じた。

僕たちにはまっすぐに不器用に、あえて人のいない道を選んで進んでゆくという自由がある。

孤立しながらも挑戦する姿を見てくれている人は必ずいる。かえってそんな姿勢こそが人を勇気づけるということもあると思う。

「孤独に飛び込もう。その勇気が、将来、必ず味方してくれる」

弱気になりかけたとき、自分自身にいつもこう言い聞かせている。

明大

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文学の海に漂いながら、音楽の風に吹かれてます。船はどこへ行くのやら。文章書き from 香川。
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