海外案件について

　特に大きなお話があるわけではありませんが、毎週更新をしているので、強引に話題を出してみます。

　アサルトリリィの話題をもっとしたいのですが、お仕事の関係者である以上、下手なことを言って公式様や原作者様にご迷惑をおかけするわけにはいかないので自重します。

　そんなわけで、本日は海外案件についてです。

　最近シナリオ制作会社さんを通してちらほらと海外案件が来るようになりました。

■海外はまだオリジナル作品がよく出ている

　日本のソシャゲは今やIPもの（アニメやラノベなど原作付きのもの）が多くなってしまって、なかなかオリジナル作品は出せなくなってきているようですが、海外の方はまだまだオリジナル作品の制作に力を入れているようです。

　オリジナル作品の何が楽しいかというと、シナリオライター側がキャラクターや物語に色をつけやすい、というところでしょうか。

　キャラクター設定・ボイスリスト・キャラクターシナリオなどが原作ものよりも、自由につくることができます。

　原作ものの場合は、キャラクターのことをきちんと理解をして、「その子らしさ」をなによりも大事にして表現します。

　だから、このキャラはこんなことは言わない、とファンから指摘されるようなことは絶対に避けなければいけません。

　でも、その作品のオリジナルのキャラクターならまだ色がついていませんから、割とシナリオライター独自の解釈でキャラクターをつくることができます。

　もちろん開発会社側の要望に則って制作するわけですが、それでもすでにキャラクターとして完成されたものよりも、まだ自由に描くことができますし、開発会社に相談すれば変更できる部分もあります。

　人気原作のキャラクターの物語を自分でつくれるのも楽しさと、オリジナル作品を1からつくっていく楽しさはまた別物です。

■単価が高い？

　これは日本だから安い、海外だから高いといったことはありませんが、それでも中国などは予算規模が違うので単価が高くなりがちですね。

■開発は海外でもシナリオは日本製？

　やはりシナリオ制作能力という面では、海外はまだ発展途上の段階にあるところもあり、日本のシナリオ制作会社やシナリオライターがシナリオ制作していることも多いです。

　ただ、それでも近年ではどんどんレベルアップしてきているので、うかうかしていると、日本も追い抜かれてしまうかもしれません。

■先日少し関わった作品が発表されていた

　何年か前に制作にほんの少しだけ関わった海外のアイドルゲームが完全リメイクされて発表されていました。

　なぜわかったかというと、チーム名や設定に少しだけ名残があったからです。でも、キャラデザからキャラの設定から全面的に作り直されて、とてもよくなっていました。

　海外でも日本のアニメやゲームみたいな作品をつくりたいという熱意のある会社やクリエイターの方々はたくさんあります。

　それこそ原神のように大成功した作品もありますが、まだノウハウが足りないために作品として未熟なものになってしまうところもあります。

　ただ、いいものはつくりたい、という熱意があふれていますから、今後どんどん成長していくと思います。

　日本も熱意のある会社やクリエイターもいますが、予算やマーケティングなどもあってうまくいかないこともありますので、今後また日本がゲーム大国に戻れるように頑張ってほしいなと思います。

　強引に話題を作っているためと、方々に配慮しているために、とりとめもない話題になってしまいましたが、お許しください。

　最後までごらんいただきましてありがとうございました。

■宣伝

　これまで7０タイトル以上のゲーム・ラノベ・シチュエーションドラマ・YouTube動画などの制作に関わって参りました。
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