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勉強が分からない!なら、これしかないでしょう!~Part1~

  • なんでうちの子は勉強してくれないのかしら?

  • 明らかに勉強を避けている!

  • 勉強の話になると不機嫌になる。


なんていう、お悩みも多いんじゃないでしょうか?
大人からすると勉強して欲しいし、勉強が将来につながっている事も分かっており、その大切さも分かっています。

しかし、当の本人からすると、『やっぱり勉強は嫌!』なんですよねぇ。。。この思いのすれ違いが、喧嘩になったりするわけです。

分からない時の対処法

 勉強が定着しない要因の1つに、『分からないときの対処法』があります。
何を今さら!そんなの知っています!とお思いになるかもしれませんね。
しかし、その対処法は5W1Hで考えるとなったらいかがでしょう?

  • 漢字が分からない⇒漢字辞典

  • ことばの意味が分からない⇒国語辞典

  • ローマ字が分からない⇒ローマ字表

もちろん、このような対処も必要になります。しかし、この手段だけでは分からないことだらけであったため、勉強することが苦手になったとも考えられます。

では、どのように対処していくのでしょう。ここでは5W1Hになぞらえて一緒に考えていきます。

5W1H

皆さんもご存知の通り、5W1Hは下のような事を表しています。
( )の⇒のあとは、私なりの定義を表しています。今後の解説に参考にしてください。

  • When(日時⇒タイミングを表す)

  • Who(誰⇒尋ねる対象を表す)

  • Where(場所⇒場所を表す)

  • What(何⇒目的を表す)

  • Which(どちら⇒選択を表す)

  • How(どのように⇒手段を表す)

When

 英語で言うWhenは、『いつ?』を表しています。日時を誰かに尋ねる際に使う単語ですよね。
例えば、「サッカーの試合はいつ?」であれば『When is the soccer game?』になりますよね。
 ここでは、時間やタイミングについてみていきたいと思います。

 『分からないことがある時にはいつでも言ってね』と私たちはよく子どもたちに言いまが、この『いつでも』が子どもたちにとって難しいと感じられることがあるんですね。では、『いつでも』とは、どういうタイミング何でしょう?
『この問題が分からない!』と思ったタイミングで手を挙げて、大人に質問をしても『ちょっと待ってねぇー』と断られるわけですよ。

『いつでも』と言いつつも、実は『いつでも』ではなかったりするんですよ。
 実際のところは、子どもが、その場に一緒にいる大人の状況を見て、大人が何をしているでもなく、落ち着いている瞬間に、『今なら質問できる!』と分かったタイミングが『いつでも』になるんですね。なんとも難しいタイミングだ。

 他にも、子ともが『分からない』と思ったその瞬間で質問をするのか、もしくは、すべての問題を最後まで解き終わったタイミングで、『分からないところだけを残して』質問するのかにもよります。

 解決する方法としては、事前に子どもと話し合って決めておくことが必要でしょう。『このプリントの〇〇まで終わったら教えてね』や『分からない問題が出てきても、まずは最後まで頑張って解いてみようね』など、あらかじめ決めておくと良いかと思います。もちろん、問題①を解かないと問題②が解けないという問題もあるでしょう。その時にはまた別に話し合って決めておくことが必要です。


Who

次は『Who』です。日本語になおすと『誰』ですね。人を対象とする言葉です。ここでは、『誰に尋ねるか』を対象としています。

 私たちは分からない事が出てくると、その状況に合わせて1番解決しそうな人に質問します。

例えば機械についてはエンジニアさんに、病気についてはお医者さんに質問します。
それは今から質問する相手が、何の専門家で、きっと自分の悩みを解決してくれるだろうとわかるからです。

間違ってもプロ野球選手に、昆虫の質問はしないですよね(いや、詳しい人もいるかも…)

ただ、子どもの場合には、この『誰』が分かりにくい事があります。今、分からない問題を、誰に尋ねると良いか分からないという事があるんですね。さて、分かる人とはどう言う人なんでしょう?

両親、祖父母、兄妹、学校の先生、塾の先生、放課後デイの先生、隣のおじちゃん…極端に言うと解決してくれる大人がいれば、それで良いんだと思います!

ここでミソなのは、人に頼る事で問題が解決する!ってところです。『学習は人に頼らずに1人で解決しなきゃ!』と、ついつい思ってしまいがちなんです。もちろん、解決できれば良いんですが…。
分からない事がある=『自分はダメだ』となりやすいお子さんにとっては絶望的です。

『分からない事があったら、いつでも助けてくれる人がいる』という人と、『分からない事があっても1人で最後まで取り組まなきゃ』という人では、どちらが長い期間、学習に取り組み続ける事ができるでしょう。

やはり、前者の方が長期的には頑張り続ける事ができるでしょう。この『誰』を意識する事で、学習への粘り強さが作れる良いですね。

今回はPart1ということで、When(タイミング)とWho(尋ねる対象)を解説してきました。分からない時の対処法は奥深いですねー。次回はPart2です。お楽しみにぃー

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