勇者Lv.100...になりたい Lv.4

塵になってもおかしくないほどのダメージを受けた勇者だがそれはモンスターによってではなく一人の少女によったものだった


いままでろくなレベルアップをしてない勇者いつになったらまともにうちへ帰れるのだろうか...



「2週間休んでやっと治ったわ...」


「退院おめでとうございます!」


俺の隣にはなぜか当たり前のようにいる
少女。


「うん、で?何故ここにいるのかな?」


勇者は頭の上に?を浮かべ少女を見た。


「勇者様は魔王を倒しに行くのですよね?」


「いや、Lv.100を目指してるだけっすね」


「え?ごめんなさいよく聞こえませんでした
勇者様は魔王を倒しに行くのですよね?」



おっと?これは...?



「いや、だからLv.100目指してるだけだって」


「え?ごめんなさいよく聞こえませんでした(ry」


あ、これループ入りましたわ。
勇者様を殺す勢いだったくせにこの娘...厚かましすぎるわ。


え、なにLv.100めざすだけだったのに
あれか?物語に味を出すためか?あ?


だいたいLv.100になれるのかすら
わからないってのに...


「勇者様?魔王を倒しに行くんですよね?」


「おい、よく聞け!俺は魔王を倒すなんて面倒なことしねぇからな!
RPGでよくあるループになんてまけるか!何度だって断ってやるよ!おら!」


「マダンt...「倒します倒します!魔王なんて余裕ですよ!あはははっ!」


くそう!くそう!村娘Aみたいな奴に
脅されちゃったよ!マダ〇テとかやばいだろ!絶対この前のやつだよ?!


「まぁ!なんて勇敢な方なんでしょう!
私も仲間に入れていただけませんか?
サポートから攻撃なんでもこなします!」


「あ、はい。おねがいします...」



こうして俺のパーティーにバーサーカー...ヒロインが仲間に加わった。


【村娘Aが仲間になった。】
“村娘ALv.1”
攻撃0
防御10
魔攻90
魔防20

攻撃0なのに他がえげつない。
Lv.3俺のより強いし...泣ける...

【パーティーボーナス:経験値+50】


【勇者はLv.4に上がった。】
攻撃8
防御4
魔攻10
魔防2
になった。


「何このシステム?レベル上がったぞ」


「これはパーティーボーナスといって
パーティーを組むと経験値がもらえるんです!だからどんどん仲間を見つけると
レベルもその分上がっていきます!」


「まじか、神父も仲間にできるかな」


経験値を求め勇者は神父を仲間にしようと考えた。戦えよクズ



「あれ、今だれかに貶されたような。」


「勇者様?どうかなされましたか?
とりあえず今日はもう遅いです、夜は凶暴なモンスターも出ますし、明日ここを出ましょう」

「そうだな」

あ、そういえば死なずにレベル上がったぞ。

どんな形であれ、死なずにレベルがあがったことに
感動する勇者であった。


〜教会〜

「最近、勇者がこないのぉ...べ、別に寂しいとかじゃないんだからねっ!」


所変わって神聖な教会では、神父のツンデレが発動していた。