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【文化芸術活動の継続支援事業】予算が509億円、大幅な予算余りはなぜ?申請者が考察してみました

文化庁の文化芸術活動の継続支援事業

今回の記事のテーマは第二次で終了予定と見込まれていた文化芸術に対する補助金について。

現在、遂に三次募集になりまして、今月末9/30までが締め切りです。

ネット記事で見たんですが、 

文化庁の担当者は、9/11日までに採択が決まったのは8008件で、これは第2次補正でついた予算509億円のうち約28億円分だと報告とありました】

509億円の予算がまだ28億円。

これを踏まえてコロナ禍で厳しい状況下の中、素晴らしい文化芸術に対する支援事業にも関わらずなぜあまり申請されてないのかについて書いていこうと思います。

あくまで私の一意見として文化庁の皆さんに届いて今後の支援事業の参考になれば幸いです。

 今回はひとまず3点だけ書きたいと思います。

そもそも支援事業が知られてない

これが実は1番大きいと思います。

せっかく支援事業で509億という予算が組まれ広く活用してもらうため始まった支援事業だと思いますが、知られてこその支援事業ではないかと。

私は微力ながらブログや動画で少しでも知ってもらいたいと発信していますが未だに知らない人が周りにたくさんいらっしゃいます。

初動の宣伝広告にもっと力を入れるべきだったのでは?と振り返ってみると切に思います。

様々な宣伝媒体はありますが、例えば今よく見られているコンテンツ"YouTube"など動画を積極的に活用して情報を効果的に広めることが出来なかったのでしょうか?

それこそ文化芸術ということで、有効なコンテンツなどを駆使してできるやり方はたくさんあったように思います。

二転三転した内容

いち早く情報をキャッチした私は7月の申請スタートから不明な点がたくさんあった為、事務局に電話していました。

当初はイベント中止や延期になった人向けの支援と説明があり、その後支援事業の専用ホームページにてお詫び訂正がありました。

対象者に関しても、音楽講師だけの人は対象ではなかったり、プロの実演家で音楽講師の場合の線引きも曖昧で非常にわかりにくいものでした。

しかも事務局の方も細かく内容を理解してない方がほとんどで、当初は情報がまさに混乱していた印象でした。

一度誤って拡散された情報をキャッチしてしまうと、正しくアップデートするのは大変な作業となります。

これでは、よく分からないまま申請しない人が多数いても仕方ないと思います。

事務局に電話が全く繋がらない

決定的なのは、事務局に電話が全く繋がらないことでした。

電話がいざ繋がっても事務局の方が電話に出るのが20分以上かかってました。

これは募集要項が複雑なこともあり、予想以上の各方面から問い合わせが多かったと思います。繋がらないストレスで申請するモチベーションが下がった皆さん多かったと思います。

事務局の方も(おそらく委託業者)芸事に詳しい方は少ないような印象でした。電話対応された担当者の方はご苦労だったと思います。

そもそも対象となる芸事やられている方々で補助金申請に慣れている人は全体で考えるとかなり少ないと思います。

そんなかんなで三次募集くらいからはようやくメールでの問い合わせができるようになり、次の日には事務局から回答の返信がくるようになりだいぶスムースになってきました。

申請初日など繋がらないことは仕方ないと思いますが、ずっと繋がらない状態が続いていましたので申請数が伸びないのもうなづけます。

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他にも実施期間が短かったり、なぜ補助金額の下限は10万なのか?統括団体の事前確認など様々な疑問点もありましたが、同時に申請した方々からわかりやすく書き方のポイントを伝える動画やブログがたくさん投稿されるようになりました。

むしろそういった解説の方がわかりやすく関係者に伝わっていきました。

これにはよく理解できてなかった方々の背中を押すきっかけになったように思います。

最後に提案させて頂きたいのですが、予算が余ったら繰り越して継続的な支援をよろしくお願いします。

コロナ禍ではありますが、人も多少は戻ってきている今日、実施期間を伸ばして対応していただければイベント公演に使える有効な支援事業になり活性化に繋がると思います。

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こちらの内容は動画でもご覧になれます




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