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【昔話④】1人で自主制作アニメを作る

時は2007年9月。
自主制作企画が頓挫し、その後副監督の新団体でアニメ制作がスタートしますがすぐに空中分解します。高校でのアニメ制作プロジェクトを始めましたがメンバーが蒸発し、ラ・レボでも絵描き不足という状態でした。

ついに最終手段に出ます。自分ひとりでアニメを作ることでした。


2007年9月半ば。第1回アニメ甲子園に作品を出そうと思い、1人でアニメを作る計画がはじまりました。とはいっても、自分は絵の勉強も訓練もしたことのない人間です。どうするか考えたとき、「ネタに走る」という手を使うことにしました。とにかくネタを詰め込むということで企画します。締め切りは10月 31日、1ヶ月で作品を作ることになりました。

10月1~5日脚本作業

脚本の技術などありませんでした。ストーリーというよりとにかくネタを詰め合わせたものを作りました。

10月6~10日絵コンテ作業

絵コンテの技術などありませんでしたし、絵も上手くかけません。全部棒人間っぽく書きました。これが実際キャラクターデザインとして決定します。

きっと500カットくらいあります。

10月11~20日作画作業

学校から帰ってくるとPCで小さい液晶タブレットで作画しました。作画というとかっこいいですが、ひたすら棒人間を書き続けました。上手い絵などかけないと開き直っていました。

10月21~22日仕上げ作業

ウインドウズのペイントで色を塗りました。色の知識とかないので、基本色しか使いませんでした。よく蛍光色(笑)といわれます。

10月23~26日編集作業

プレミアで編集しました。ただつなげただけでした。

10月27~29日アフレコ・音響編集

声は全部自分で入れました。一人で会話をするのは気持ち悪いですね。

BGMと主題歌は中学校の友人が作ってくれました。

よく誤解されますが、歌っているのは友人です。

10月30日 完成

なんとか完成しました。この経験でアニメの作り方を一通り知ることができました。今まで知識や経験がないからということでいろいろと問題を起こしてしましたが、これで基本的なことがわかるようになりました。

また、運のいいことにこの「夢物語」はアニメ甲子園に入選することになったのです。ある種の「ネタ枠」ということだと思います。

※この記事は2010年に公開したアメブロ記事を基に加筆修正しています。


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