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〈森ネコ家ネコ〉難しいなぁ、ネコの爪切り

うちには、6Kgの女子メロディーと
その半分の3Kgの男子セバスチャンがいる。

セバスチャンは、メロディーよりも、
数ヶ月間前にうちにきた。
だから先住ネコである。

ホッペプックリ、
つぶらな瞳で睨みを利かせてるつもりの
おじさんネコだ。

このセバスチャン、爪切りが大嫌い。

セバスチャンの爪、切らないでいたら、
カマ型爪になってしまった。 

見よ、掲載した写真を!
目つきの悪ーい、凶器ネコだ。

このまま引っ掻かれたら、
私の顔には、みめ麗しゅう4本の縦筋が
きれいに入るだろう。

それに、最近のセバスチャンは、
あっちこっちでカマ型爪が引っかかり、
移動するのに一苦労のようだ。

爪切りのパチンという音を毎日聞かせて、
慣れさせてはきた。
しかし、私が爪を触った途端、
何かを察して、そそくさと逃げていく。

時々、床に脱皮したようなカマ型爪が見つかる。

自然界に生きていれば、
こんな苦労はないんだろうに。

人間の愛玩動物としてしか生きる道はない、
セバスチャンの運命というか、宿命の爪だなぁ。

頭を撫でて撫でまくって、
ホニャホニャネコに仕上げてやっと、
カマ型爪を一本だけ切る。

人とネコの騙し合い。

そして今朝、
見つけてしまった。

気を失いそうになった。

島忠で買ったばかりのお気に入りの
ホワイト・リクライニングチェアーに、

穴がポツポツ。

なんてこったい!

セバスチャンが、チェアの上で、
リズミカルに爪を研いでいた。

こらぁ!

しかし、このポツポツ穴は。。?

リクライニングチェアの繊細なお肌に、
あのカマ型爪が刺さってできたようだった。。

ああ。。
やっぱりペットクリニックかなぁ。

だって、獣医師の前のセバスチャン、
ネコをかぶったネコになり、
大人しく爪を切らせている姿を
数回見たことがあるから。

お世話してるの、私なんだけどなぁ、と
リクライニングチェアのポツポツ穴をなぞる。

ポツポツ穴、消えてくれ。
セバスチャンさま、お爪を切らせてください。

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