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〈Artな心理〉ムスッとした女子の料理法

朝から、ネコ2匹が絡まり合って、
ひとつの毛むくじゃらの物体となり、
温め合って寝ていた。

助け合いだなぁ。
フランスのスローガンのひとつ、
兄弟愛(同胞愛)を思い出す。


先ほど、音楽スタジオで働く人で、
めちゃくちゃムスッとした、
20歳代の女子に出会った。
その女子は、ピアノを拭いていた。

私は、スタジオに置いてあるピアノについて
知りたかった。
「ピアノは、弾きますか?」
「はあ。。で?」
「向こうのピアノとどちらが弾きやすいと
思いますか?」
「型が同じなんで、同じですが!」

布でピアノを拭きながら、答えてくれた。

しかし、声のムチが、ビシバシッ!

同じ会話でも、言葉のニュアンスだけで、
印象って変るものだな。

その彼女、かなり喋りたくなかったらしい。

私は、女子ムチの洗礼を受け、
そのままホケッと立っていたら、

最後には、早く出て行け、とばかりに、
ピアノを拭くのをやめて、ギロリと私を見た。

迫力あるノンバーバル・タイムだ。

ひょえ。。
こえっ。。
怒ってる。。 
この女子。

スタジオを後にした私は、
このムスッと女子について、
いろいろ理由を想像してみた。

あの女子は、この前の日曜日、
BFにこっぴどくフラれた。
だから、まだ傷が癒えていず、
泣きたいのを我慢して出勤した。

エライ!

あの女子は、今朝、
駅のホームで滑って転んだら、
誰も助けてくれなかった。
だけど、頑張って出勤した。

エライ!

あの女子は、
髪型がきまらず、気分がのらなかった。
なのに、踏ん張って出勤した。

エライ!

あの女子は、人見知りだ。
頑張って、人と接していた。

エライ!

今朝、けんかしてきた母親に、
私の顔がそっくりだった。
だから、
私の顔を見た途端、ムカッとした。

え?

そ、それだけは。。やめて欲しい。。

まあ、想像してみると、
本当にいろいろな理由ってつけられるものだな。

次回のあの女子は、どんな風だろう。

おはようございま~す!!って声かけてみよう。

まだ、ムスッとしてたら、
ダルマさんが転んだ、とか、やってみようか。
もっとニラまれるか。。えへへ

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