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この映画観た?〜ロストケア

実は今、岩手県の旅をしている。

と言うのは大袈裟だけど、9日間自宅を離れている旅中。☺️

"暮らすように旅する" をコンセプトに、、、、。
とりあえずその記事は又別に書くとして、月曜日から水曜日まではひとりで行動している。
場所は盛岡。

1日目の昨日は映画も観た。

ロストケア。
上映中なのでこれから観る予定の方で、先に情報を知りたくない派の方は お気をつけて。

(感想のみの記事です)

Yahooの情報だけリンクさせて頂きます。

さて、
私は、旅中であるのに何故こんな重いテーマの映画を観るのか。。。と、盛岡市で有名な映画館通りを歩きながらそう思ってしまいました。

なんなら目黒蓮くんの"幸せな結婚" のほうが
多分happyな気分になるはずなのに。

でも、この3日間のソロ活で何をしたいか...
盛岡市はニューヨークタイムズ紙で「行くべき街」の第2位に選ばれた注目されている街である。

その理由の中で"映画館の人口比" が日本一。
と言うほど映画を愛する歴史がある街なのである。
大手の映画館は無い。
だからこそ厳選された作品が上映されている。
それが都心のように電車で1時間もかけて行かなくても盛岡駅徒歩圏内の"映画館通り" で観れるのである。

まあ、その中でも全国的に上映中の"ロストケア"
を観る私はなんなんだ?とも思うけれど、
とりあえず今観たい作品No.1!
なのだから仕方がない。

感想は....

殺人を犯したストーリーであるにも関わらず、
私は 嫌な気分にはならなかった。

観て良かった。

"PLAN75" よりは、暗いイメージでは無かった。

誰にも訪れる身内の介護問題は、まだ60歳の夫を半年の在宅介護と半年のホスピス...を経験したばかりの私にはひしひしと実感として沁みる。

そして私には90歳になった認知症の母親がいる


幸い母親の年金でグループホームに入居しているので、この映画のような壮絶な介護経験は無いが、
自分がこの先もし、癌などの余命宣告を受けるような病気にはならず、認知症になったとしたら。。

今現在61歳の私は、私の母親世代とは違い、要介護1ではグループホームに入居出来ないと聞く。
要介護2にならなければ...

そして
要介護2とはどういった状態なのかと言うと
多分、ざっくり言うと、身体に障害があり自力でトイレに行くのが困難である、とか、、、
そう言うレベルであろうと思う(詳細違っていたら
コメントで教えて下さい)

そうなると母親の時のように身体は健康で認知症だけではホームには入居出来ず、家族が介護するしかなく。。。

正直、認知症の症状は様々だ。

幸い母親の場合は、暴れたり泣いたりなどの症状は無いのだが、一日中一緒にいるのは、自分(介護者)がよほど達観していなければ、それは大変なストレスになると思う。
それは家族だからこそ辛いと言うのがある。

ヘルパーさんや、介護士さんや、
自分は仕事として介護する。と、自分の親に対して割り切ることが出来るのなら、もう少しはラクになれるだろうとは思うが、それはそんなに簡単な事では無いだろう。

映画の途中から私の目からは、ずっと涙が出ていた。


生きること。
死ぬこと。
生活をすること。

どう生きたいかと言うこと

長生きをしたい人。
したくない人。

それを自分で判断できなくなったら。。。

私は28歳の次男を亡くしたから、
強烈に"どう生きるか" を意識するようになった。

今。旅している(観光では無い、ツアーでは無いので敢えて旅と言います)のも
その思いからだ。

だから
ロストケアを観て良かった。

テーマが重くても、多分心に沁みる映画を観たい自分がいるのだろう。

そして
何十年後かは
''PLAN75" のように
安楽死等のシステムが出来るのではないだろうか。


私は思った。

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