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この本読んだ?〜宮部みゆき〜昨日がなければ明日もない〜


宮部みゆきが大好きだ

出会ったのは「理由」
何故あの時、急にあの本を手に取ったのか、今だにわからないのだが分厚い新刊を一気に読み切ったのは初めてだった。

初版のカバーはちょっと怖い。。

「理由」は1996年9月2日から1997年9月20日まで「朝日新聞」夕刊に連載され、1998年に朝日新聞社から単行本が刊行された。第120回直木三十五賞受賞作でもある。

金融機関勤務経験者だった私には、この物語の"居住権" やら"競売" などの言葉は興味があり銀行業務の法務(融資編)の勉強になったのを覚えている。(後に某金融機関に準職員として再勤務し、法務3級を取得した。)

1998年私は二人の息子の子育て真っ最中。多分二人ともようやく小学生になって、入浴を一緒にしなくなった頃だと思う。

私は入浴中に読書するから....。

「理由」を読んで

長編小説を読む自信?がついてそのあと次から次へと"宮部みゆき"を読んだ。

ここ何年かは読んでないのは無い、、くらいになっていたが、今回は久しぶりに読んでいないタイトルの文庫本を見つけた。
それがこれだ。

最近は文庫本ばかり読む


杉村三郎シリーズ第五弾

いつものように探偵杉村三郎が依頼される調査を次々と調べあげ謎を解いていく。
読んでいると映像が浮かんで来る小説だ。
映像が浮かんで来る代表の作家は、湊かなえが私の中では1番だ。もちろんご存知のように彼女の作品は沢山、映画やドラマになっている。

ただ、宮部みゆきの場合は、「理由」や「模倣犯」のように映画化された作品もあるが、勿論映画館に観に行ったがやはり無理があると感じた。

今回の杉村三郎シリーズには「誰か」「名もなき毒」「ペテロの葬列」「希望荘」がある。
勿論全て読了済みだが、この記事を書きながら調べていたら2013年にTVドラマ化されていたことがわかった。

Amazon prime Videoで購入すると視聴出来るようなので後日観てみようと思う。
また楽しみが増えた。

どこにでもいそうなサラリーマン上がりの杉村三郎が私立探偵として調査して行くストーリーは又普通の日常の中に潜む、スレスレの事件なのかもしれない。
結果的には恐ろしい事件なのだが、私達は毎日のTVニュースで報されている、つまり日常どこかでいつものように起きている事件だ。

実際の事件ニュースを観ていて、
"事実は小説よりも奇なり"
と言う言葉を思い浮かべることが多々ある。

宮部みゆきを読了後、何故か嫌な感じは残らない。やるせない卑劣な事件だとしてもだ。
それはきっと

登場人物の人間的な部分の描き方

なのかなとも思う。

だから止められない。

ちなみに私はTVドラマも映画も小説も時代劇系がてんでダメなので、
宮部みゆきの時代小説も全く読んではいない。



[私の読書法]

読書は基本、入浴中にする。
面白くてやめられない場合は就寝前にも読む。

そして電車移動や、カフェに行く予定のある時や、病院での待ち時間などの時は持って行く為、軽い文庫本が好きだ。

そして入浴中にはカバーを付けてはいるがどうしても濡れる。。。

だからBOOKOFF大好き派だ。

積読が2冊位になったら5冊位買いに行く。

ここまで読んで頂きありがとうございます♪

皆さんはどんな時、どんな場所で読書してますか?

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