撮影のこだわりポイント(言われると当たり前だけど意外と忘れがちなこと)
こんにちは。
秋山です。
今回は動画の撮影するときに
僕がいつもこだわっていること、
気にしていること、
そういうポイント的なものを
お話しようかと思います。
多分撮影に慣れている方は
「何を今更」
と思うようなことだと思いますが、
意外と忘れがちなこととか、
初心者の方にはない視点もあるかと思いますので。
では今回のポイントは何かというと、
「視線」
です。
言い方を変えるとカメラの高さや角度になります。
これって意外と毎回撮影するときに
意識するの忘れてたりしませんか?
たまたま出来上がってた三脚の高さだったり、
自分の撮影しやすい高さだったり、
そんな感じで結果的にその「視線」に
なってませんか?
僕は、視聴者にどう印象を与えたいか、
どういう意図をもたせたいか、
そういう意識で高さや角度を決めます。
例えば人を撮る時に、
カメラの高さは3種類に分けられます。
被写体の目線より上、目線の高さ、目線より下
この3種類です。
で、僕は基本的にはカメラの高さは
「目線の高さ」に合わせます。
普通、人と話すときって
目線の高さ同じですよね。
多少の高低差はあるかもしれませんが、
基本は同じ高さです。
子供と話すときって
目線の高低差が大きいので
目線の高さを合わせましょうっていうじゃないですか?
それと同じです。
やはり、見下ろしたり、見上げたりするような
視線は違和感があります。
子供から見た大人ってめちゃくちゃ見上げる形に
なりますが、見下されるのってかなり圧迫感がありますよね。
一方、見下ろすのも相手が弱く見えてしまいます。
視線でマウント取ったり取られたりしてるような印象になります。
目線の高さがやはり違和感なく
人の話を聞く事ができる高さです。
極端な高さだと違和感がありすぎて気がつくと思いますが、
そこまで極端な高さでなければ意識しないと思うんです。
でも、意外とちゃんと調整するのと調整しないとでは
違ってたりします。
気がついてなくても、
実は無意識的に脳が違和感を覚えていることも
よくあります。
なので、視聴者から声が出ていなくても
「何か変だな」とか
「何か違和感があるな」とか
感じていたりするのです。
なのでそれを踏まえて、
撮影する側は、
先回りして高さを意識する必要があるのです。
敢えて見下ろしたり、見上げたりする
高さにすることは問題ありません。
「何かマウント取られてる〜」
「何かこの人弱そ〜」
みたいな印象を与えたいなら、
カメラの高さを変更するのは効果的です。
あとは「視線」でいうと、
カメラ目線かどうかというのも大きい要素になります。
これはよく聞く話かもしれませんし、
実際に体感している方も多いと思いますが、
例えば動画に出てる人がカメラ目線で
「あなたに言ってるんですよ!!」
って語りかえられたら、
あなたは
「あ、自分に話しかけられてる」
って思いますよね。
それと同時に
「あ、何か圧を感じる…」
と思う人もいると思います。
だから、カメラ目線は
視聴者に自分ごととして捉えてもらいやすい
一方で、見ていてきついと思いやすいものとなります。
これがカメラ目線から別の方向に視線を外すだけで
全く印象が変わります。
例えば、対談形式の動画だと
視線は対談相手に向けられるので
カメラ目線ではなくなります。
インタビューとかも
基本インタビュイー(インタビューされる人)は
インタビュアーの方に視線をやっています。
それによって、視聴者は
「自分事」ではなく、
「他人事」になります。
視点が、客観的になるので
対話をしているような感覚から、
第3者的に印象になります。
まさにちょっと離れているところから、
それを見ているような感覚です。
この感覚はあなたも感じたことは
あるでしょう。
ジャパネットたかたの
テレビショッピングは、
自分ごととして受け取って欲しいので、
高田社長はめちゃくちゃカメラ目線で
「あなた」という言葉を使いながら、
商品をおすすめしていきます。(笑)
これを観て視聴者は、
「私も買わなきゃ!」
って思ってほしいわけです。(笑)
なので、撮影するときは
この部分を意識すると
大分印象が変わるというか、
違和感のない動画になると思います。
あなたも意識してなかった場合は
是非意識してみてください。
それではまた。