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#3.「無双のデジタル世代との遭遇」|ブライダル一筋30年!フォトグラファーの備忘録

前回は「新境地開拓!育成奔走スタート」なんて言って締めてましたけど、今回は、育成に参加してくれた、ブライダルカメラマンを目指す20代男性S君と30代女性Hさんのお二人のお話です。

最初に彼らが撮影したデータを見せてもらいましたが、意外とうまくて驚いた(笑)。しかし今すぐに任せられるほどではない。

タイトルにも掲げた、とにかく沢山撮る「無双のデジタル世代」と言っても、もちろん全否定するものではない。

ベテランのフォトグラファーの中にも、一度の挙式で何千枚もの写真を撮影してくる人もいるし、多いから良いとか悪いとかではない。

あくまでも私の持論としては、このシーンを「どんな風に」「いつまで撮影するか」、そして次のシーンでは「どこから撮るか」ということを意識し、「ここで撮ったらさっきと同じにならないか?」など、全体の構成を考えながら撮影することを大切にしている。

例えば、「映像上映」というシーンがありますが、お二人の中座中の「映像上映」と披露宴の最後のエンドロールの「映像上映」が、まったく【同じ撮り方】で、【同じ表情のいい人を狙う】というような撮影を割とよく目にする…これはもはや機械的なルーティンにしか感じられない。

フォトグラファーは、いろいろなことを考え・感じながら撮影してほしいと思っている...。

がんばれ!!ブライダルフォトグラファーを目指す若者たちよ(何か偉そうに言ってしまいましたが...)。

キミが撮る「一生に一度の最高の一枚」を、ご新郎ご新婦にお渡しできるように・・・キミが感じて撮った写真から、お二人はまた何かを感じ取ってくれるはずだから。

とある挙式でのスナップ:最高の笑顔とシャボン玉の輝き

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