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無双化した嫁さんの記録〜コロナ禍激情編〜①

初めて書く。これは、コロナ禍で無双化した嫁さんを記録する日誌。未来の僕ら夫婦が読み返した時に笑えるように、記録として残しておこう!と思ったのがきっかけで今書いている。ただ嫁さんには今は内緒だ。

僕らの家族は2人のこどもがいる。6歳娘、0歳の息子。僕は飲食関係の会社に勤めるサラリ〜マン。

主人公である嫁さんは会社員、現在育休中、A型。とても真面目できっちりやらない気がすまないタイプ。仕事は、、僕よりデキる、と、思う。

そんな嫁さんがレベルアップし始めたのは2020年5月。第二子を出産した後からだったと思う。当時コロナ感染拡大防止による緊急事態宣言真っ只中で、僕が働く会社の店はほとんど休業していた。僕の仕事は営業を再開する準備をするために店を巡回する事だった。仕事が終わり家に帰ると「その仕事ってあなたがやらなきゃダメなの?」と開口1番に言われたのだ。僕の職場は店に対して本社担当者が着く仕組みで、その役割だった本社勤務の僕は当然自分の仕事だと思っていたので、「うん、そうだよ〜。」と半分聞きながらも適当に答えた記憶が残っている。今思い返すとその時期辺りから我が家独自?のルール(法令)ができ始めたような気がする。

野菜袋法/購入商品アルコール噴霧法制定(2020年5月)

僕は毎週末、近所の商店街に食材の買い出しに行く。スーパーと言うよりは肉は肉屋、野菜は八百屋という具合だ。いつも、買うものリストがLINEで送られてくるのだが、リストの中に見慣れない文字があった。

「バナナ(袋入り)」

当時バナナは基本袋入りを買っていたので、わざわざ書く必要がないのにな、と思ったのだが、書かれた通りに買って帰った。家に着くと玄関先にゴミ袋がシート上に置かれていた。その上に置いてほしいと嫁さんが言うので置いていると、アルコールスプレーを持ってきた。その時にリストの意味を理解した。お店で誰が触ったかわからない商品を玄関先で除菌してから冷蔵庫にしまいたいのだと。この時、紙包装で包まれた「鶏むねひき肉300g」が紙ごとアルコールでビチョビチョになり、優しい白色の紙が半透明になっていた事は記憶に鮮明に残っている。

後日二つの法令は改訂される事になるのだが、それはまた改めて記録しようと思う。

2020年5月、まだ嫁さんは無双していない。


つづく






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