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新耐震基準でも倒壊。定期的な点検が必要になるのか。

今回の能登半島地震では1981年の「新耐震基準」導入後に建てられたとみられる家屋も倒壊していたそうです。

耐震基準とはよく耳にする言葉ですが、実際にどういうものか知っている人は少ないかもしれません。

1950年に建築基準法が施行された際に制定された耐震基準、いわゆる旧耐震基準では、数十年に一度発生するような震度5程度の中規模の地震には耐えられるものの、それ以上の大地震では倒壊する可能性がありました。

一方、1981年に施行された新耐震基準では、震度5程度の中地震では軽微なひび割れ程度にとどまり損壊せず、数百年に一度の震度6強程度の大地震であっても倒壊・崩落して人が押しつぶされることなく、命を守れるだけの耐震性が備えられるようになりました。

それが今回の地震では、築年数の古い家屋だけでなく、新耐震基準を満たした家屋の全壊も多数でたのはなぜか・・。

周辺地域で約3年間続く群発地震でダメージが蓄積して今回倒壊へ至ったという見方が強いようです。

それなら今後どうすればこういった被害を避けられるのか・・。

震度4以上の地震があった地域の耐震診断を進める、もしくは車でいうところの車検的な、定期的な点検を進める・・・。

ただ、耐震診断についても屋根裏や床下などの金具の点検も必要となり、費用的にも負担が大きいのでなかなか難しいかもしれません。

しかし、これまで大きな地震があるたびに耐震基準は見直されているので、今後何らかの見直し、改正はありそうです。

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