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空き家の会オフ会 民泊見学 in 東京 後編

こんにちは。空き家買取専科 子育て広報の三輪です。前回に続き、空き家の会リアルオフ会@東京の様子をお届けします。

今回のオフ会は、東京都狛江市と浅草橋で行われました。狛江市ではリノベーション中の物件を見学し、浅草橋では日本家屋を民泊として運用する事例を見学しました。参加者は15名限定で、民泊に関心のある空き家の会メンバーが集まりました。このイベントは、空き家を民泊物件として活用するための知識を深める貴重な機会となり、参加者同士の交流も深まりました。

実は、空き家買取専科でも民泊を始めるための準備が着々と進んでいます。今回私は、空き家を民泊として運用するための具体的な知識を得るという目的もあり、参加させていただきました。


狛江市のリノベーション物件見学

オフ会当日は、前日宿泊した浅草橋の民泊から、狛江市のリノベーション中の物件見学に向かいました。山手線を横断し、集合場所に到着すると、参加者の皆さんが既に集まり、ワクワクした表情でお互いに挨拶を交わしていました。そして、さっそく狛江市でのリノベーション中の物件見学が始まりました。

一般社団法人空家空室対策推進協会

今回、空き家の会で民泊の現地企画をしてくださったのは、一般社団法人空家空室対策推進協会の代表理事の川久保さんです。同協会は、日本の空き家や空室の活用を通じて地域社会の活性化を目指しています。
取り組みには、空き家を観光客向けの宿泊施設に転換することや、歴史的建物の再生、地域文化イベントの推進が含まれています。専門家との協力を通じて、空き家問題の効果的な解決策を開発し、物件所有者と利用者の橋渡しを行っています。

JIN’S HOMES合同会社

狛江市の物件をリノベーションし、民泊としてオープンさせるのはJIN’S HOMES合同会社の陣﨑さんです。彼の会社は、主に外国人投資家と非居住者を対象としたセカンドホームの購入とそれを民泊としても運営するためのサービス(売買仲介、コンサルティング、運営代行など)を提供しています。
非居住者が日本におけるセカンドホームとして不動産を購入し、一年の大半を不在にするためその間は民泊として貸し出す方が多いそうです。

リノベーション中の民泊用物件

物件に入ると、陣﨑さんと息子さんが一生懸命改修作業に取り組んでいました。吹き抜けのある広い玄関に、趣のある高級感のある家具が揃ったリビング、都内では珍しく広い庭がありました。まだ工事中の物件でしたが、この家が素敵な民泊になる可能性を感じました。

陣﨑さんから、どのようにして空き家を民泊物件に改修しているのか、管理と貸し出し、工事の進行状況、費用見積もり、契約期間、家具の選定など、詳細を話していただきました。

この民泊は、4つの部屋にそれぞれセミダブルベッドが2つずつ配置され、合計16人が収容可能です。今後、庭にサウナを設置したり、古い椅子の布部分の張り替えを行ったりする予定です。工事は床の工事が終わり次第、壁の工事に移行し、2階のトイレにシャワーブースを設置する予定だそうです。

改修工事の進捗やコスト、自治体への申請手続きなど、リアルな課題と解決方法についての具体的な話が聞けて非常に勉強になりました。参加者も熱心に耳を傾け、質問をする姿が印象的でした。完成したらぜひ泊まりに行きたいと思います。

浅草橋の日本家屋見学

午後からは、私が泊まった浅草橋にある日本家屋を改装した民泊物件の見学に移りました。ホストの方に前日に色々と話を聞きましたが、改めて、この家での歴史や、民泊作りへの思いを聞かせていただきました。この物件はインバウンド観光客向けに設計されており、特に外国人観光客に人気があります。外国人観光客を迎える際の注意点や、おもてなしのポイントについて具体的なアドバイスをお聞きすることができました。

インバウンド向けに気を付けること

この民泊は、日本の伝統的な家屋の雰囲気を活かしつつ、現代的な快適さを提供しています。例えば、畳の部屋や障子戸など、日本の文化を体験できる要素がたくさん盛り込まれており、参加者からも高い評価を受けていました。

宿泊者をチェックイン時に対面で出迎え、障子戸の開け方が分からなくて破かれたり、引っ張るタイプの電気の付け方が分からなくて壊されたりしないように、一緒に開けたり、点けたりして説明をすることで、海外から来た外国人に安心してもらい、物件を長く綺麗に保つことができるとのことです。その他、長く滞在してもらう場合には、途中で掃除を手配したり、退出時にもお見送りや忘れ物がないか確認することも、結果的に寝具や物件を長く綺麗に保ち続けたり、余分な費用をかけないポイントだそうです。

参加者としての感想

民泊見学後には、メンバーの皆さんと活動や交流をさせていただき、今回もとても有意義な会となりました。

実際の民泊に宿泊したり、これから新しい民泊を開始する方や、実際に長年ホストをされている方のお話を聞き見学をすることで、民泊運営のリアルを知ることができたり、役立つヒントを多くいただきました。狛江市のリノベーション中の物件では、改修工事の進捗やコスト管理について具体的な話が聞けて、非常に勉強になりました。

また、浅草橋の日本家屋の見学では、外国人観光客に向けたサービスの工夫やおもてなしの気遣いがとても印象的でした。ホストの方々の熱意と、実際に民泊を運営する上での苦労話など具体的な体験談を聞くことで、理論だけではないリアルな視点を持つことができました。また、参加者同士の交流も非常に活発で、多くの名刺交換や情報交換ができました。普段はオンラインでのやり取りが中心となるメンバー同士が、顔を合わせて話すことで、より深い信頼関係が築かれたように感じました。

まとめ

今回のオフ会は、空き家を民泊物件として活用するための具体的な知識を深めるとともに、参加者同士の絆を深める貴重な機会となりました。今後も定期的にこのようなイベントに参加したり、開催をし、空き家問題の解決に向けた新たな視点やアイデアを共有していきたいと思います。そして素晴らしい企画を提供してくださった光山さん、川久保さんに心から感謝いたします。

イベント告知

次回の「空き家の会」東京イベントは、6月29日(土)渋谷にて、「空き家の会 祝 50,000人記念企画!!空き家活用セミナー会 in 東京」が開催されます。当社からも登壇し、全国で活躍されている皆さまと一緒に、「空き家ゼロにの日」についてや、空き家買取専科の取り組みについてをお話させていただくことになりました。先着40名、空き家の活用に関心がある方でしたらどなたでもご参加いただけます。ぜひ、リアルでお会いしましょう!

「空き家の会 祝 50,000人記念企画!!空き家活用セミナー会 in 東京」

【開催日時】2024年6月29日(土)13:00〜18:30
【場所】東京都渋谷区 スペースマーケット様
【参加費用】5,000円
【登壇者一覧】
1.ジェクトワン 熊谷様(特命空き家仕事人)
2.ADDress 八木様
3.スペースマーケット 濱本様
4.空き家の会代表 光山
5.空き家買取専科 黒田・三輪
6.AlbaLink 井口様
7.カチタス 森川様(オンライン収録にて)

上記の登壇者の活動発表やパネルディスカッションを行った後に交流会を行います。

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