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空き家の会オフ会 民泊見学in東京 前編

こんにちは。空き家買取専科 子育て広報の三輪です。
5月に開催された空き家の会リアルオフ会の様子をレポートします。このイベントは、空き家を民泊物件として活用するための知識を深める貴重な機会となり、参加者同士の交流も深まりました。
そして、前泊に使用した、人生初の戸建て民泊での一人宿泊にちょっとドキドキした様子もお届けしていきます。


浅草橋の戸建て民泊に宿泊することに

オフ会前日にも都内での仕事があり、前日の宿泊先をどうしようかと思っていたところ、空き家の会で見学する民泊に泊まれますよとのアナウンスが入りました。
オフ会の後に宿泊する方は数名いましたが、前日に泊まることになったのは、私一人。ちょっとドキドキしながら、JR浅草橋の駅を降り、民泊を目指しました。

民泊とは?

民泊とは、個人の住宅やマンションの一部を旅行者に短期的に貸し出す宿泊サービスのことです。ホテルや旅館と異なり、一般の住宅を利用するため、現地の生活を体験できる点が魅力です。

日本では2018年に施行された住宅宿泊事業法に基づき、合法的な民泊の運営が可能となり、安全・衛生基準や提供日数の制限(年間最大180日)が定められています。観光客の増加に対応し、地域活性化や空き家問題の解決にも寄与しています。

浅草橋の町の特徴

浅草橋は、東京都台東区に位置する歴史あるエリアで、浅草寺や隅田川などの観光地に近い場所にあります。この地域は、古くから職人や問屋が集まる商業エリアとして発展してきました。以下に浅草橋の特徴をいくつか挙げてみます。

  1. 問屋街の賑わい
    浅草橋は、特にアクセサリーやビーズ、雑貨の問屋が集まることで有名です。多くの店舗が軒を連ねており、一般の消費者も卸価格で商品を購入できるため、買い物好きにはたまらないエリアですね。また、専門的な工芸材料や道具も揃っているため、手作り愛好者やクリエイターにも人気があるそうです。

  2. 歴史と文化の融合
    浅草橋周辺には、江戸時代からの歴史が息づいています。古い建物や伝統的な工芸品の工房が点在し、町全体が歴史と現代が融合した雰囲気を醸し出しています。伝統工芸の実演や体験イベントも頻繁に開催されており、観光客にとっても魅力的なスポットとなっているようです。

  3. インバウンド観光客の増加
    浅草橋は近年、インバウンド観光客の間でも人気が高まっています。浅草寺やスカイツリーといった有名観光スポットへのアクセスが便利であることに加え、和風の宿泊施設や日本文化を体験できるアクティビティが充実していることがその理由です。町全体が観光客を迎えるためのインフラも整備されており、国際色豊かな雰囲気が感じられます。

  4. 美味しい飲食店の集積
    浅草橋には、昔ながらの飲食店から最新のカフェまで、多様なグルメスポットが集まっています。特に、地元の食材を使った和食の店や、外国人観光客向けのレストランが多く、食文化の多様性を楽しむことができます。

  5. アクセスの良さ
    浅草橋は交通の便が非常に良いエリアです。JR総武線と都営浅草線が通っており、東京駅や新宿駅などの主要ターミナル駅からのアクセスも良好です。また、隅田川に架かる橋が多く、河川敷の散策も楽しめます。羽田空港や成田空港からのアクセスもよく、インバウンド観光客が多く宿泊するとのことでした。

浅草橋は、歴史的な背景と現代的な利便性が見事に融合した魅力的なエリアですね。観光や買い物、文化体験など、さまざまな目的で訪れる人々を楽しませてくれることが街を歩いていると伝わってきました。民泊に長期宿泊しながらこの街の一員になり過ごすのは楽しそうですね。

民泊に到着

民泊の様子

浅草橋の街並みを眺めながら歩いて、住宅街の中へ入っていくと、民泊らしき一軒家と建物の周りをお掃除している一人の男性がいました。声をかけると、この民泊のホストの方でした。わざわざ待っていてくれて出迎えてくれました!

大体到着する時間を伝えてあったけど、無人での鍵の開け方などを予め伺っており、誰もいないと思っていたので、その時間に遅れなくてよかったという気持ちと、おもてなしの心遣いに感動しました。これまでも都内で民泊に宿泊したことは何度かありましたが、基本的にマンションで、しかも無人でのチェックインしか体験したことがなかったので、ちょっと驚きでした。

建物の外観は、ぱっと見は事前に写真を送ってもらっていた雰囲気とは違っていましたが、一歩中に入ると、ホストの方の心遣いが溢れた空間となっていました。

この建物は、日本の着物の生地などを海外に向けて売るという、ご両親が商売をしていた家だったそうです。お店を畳んだ後、何か活用できないかと民泊を始めたそうです。
入ってすぐは、商売をしていた広い土間にソファなども置かれ、大きな荷物も広げられる空間がありました。また、周辺の案内地図も初めて来た方にはとてもありがたいですね。キッチンには、予めミネラルウォーターやスナック菓子やカップラーメンがサービスとして揃えてありました。

ホストの方もこれまで、仕事で海外に行く機会が多く、夜暗くなってからホテルに着いて、知らない街で水や食べ物を仕入れることに苦労した経験があったから、採算度外視でこんなサービスをしているそうです。また、本来民泊では用意しなくてもいい、タオルや歯ブラシなどのアメニティも用意してくださっていて、ちょっとした心遣いが嬉しいですね。

ホストの心遣いが感じられる
飲み物もあるのは嬉しい。

部屋

宿泊するお部屋は、元々の和室を活かしつつ、綺麗に改装され、ご両親が商売をされていた和の生地を活かした内装がとても素敵でした。海外から来た方々は感動することが目に見えますね。

一人で過ごす夜

夜が更けると、一人で過ごす広い家の静けさに少し心細さを感じました。しかし、その静けさが逆にリラックスできる環境を作り出していました。外の喧騒から離れ、静かな時間を過ごすことができたのは、日常の忙しさを忘れる良い機会となりました。
ホストの方が設置してくださった快適なベッドと温かい照明のおかげで、ゆっくりと休むことができました。また、和の落ち着いた雰囲気が、心地よい眠りを誘いました。朝起きると、すっきりとした気分で新しい一日を迎えることができました。

さて後半ではいよいよ、空き家の会オフ会で民泊見学です。狛江のリノベーション中の物件と、またこの浅草橋の物件に戻ってきます。お楽しみに!!