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空家のお医者さん

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空き家に関する知識・常識をmemoしています。
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#セカンドオピニオン

空き家のお医者さんのSDGs-持続可能な家づくり

家づくりの潮流の移り変わりを探り、将来にわたって快適に住み続けるためのポイントを考えてみました。 1.代々住み継ぐ家づくりから、ショッピング感覚の家づくりへかつては先祖代々の家屋敷を守り、住み継いでいくことが正義だったわけですが、近年では核家族化が進み、利便性が高い地域に土地を買い、家を建てることがステイタスにもなっています。 家を購入する際には見栄えや価格が主要な要因になっており、メンテナンスよりもプチプラの住宅に買い替える方向性に代わってきていると感じます。 しかし、

セカンドオピニオンで安心の家づくり(土地編)

土地選びを失敗すると家づくりは台無しです。慎重を期するために、セカンドオピニオンがおすすめです。 1.土地だけは絶対に同じものは無い土地選びで大事なことは、まず、「土地だけは絶対に同じものは無い」と知ることです。 土地探しの条件は、あちこちのサイトで検索すればたくさん出てくるのでここではあえて説明しません。 あたりまえですが、通勤通学に便利だったり、周辺環境も重要でしょう。 しかし、大切なことはそこだけではありません。 まずは、「土地だけは絶対に同じものは無い」とうこ

セカンドオピニオン-家づくりで失敗しない方法

家を購入することやリフォーム・リノベーションをすることは、人生の中で大きなイベントの一つです。 その重要性からくる不安や疑問を持つのは当然のこと。 そんなとき、心強い味方がいれば安心感が違いますよね。 そこで、利害関係の全くない第3者の専門家のセカンドオピニオンを活用することで、失敗や後悔のない家づくりをする方法についてお話ししましょう。 1.自己紹介と、その想い。 わたしは山形県鶴岡市で空き家のお医者さんをしております。 主に、空き家の価値を高める活動をしています。 ざっ

セカンドオピニオンで安心の家づくり(新築編)

失敗のリスクを最小限に―利害関係のない第3者の専門家のセカンドオピニオンがもたらす安心感 1.家づくりは、家族の理想の生活スタイルを書き出すことから始めよう空き家のお医者さんは、はじめに家族の理想の生活スタイルを、かなりこまかくイメージすることをお勧めしています。 たとえば、 家族構成(将来も含めて) キッチンに立ちながら家族と対話できた方がいいのか 食事はテレビを見ながら食べたいのか テレビを見ずに家族で会話を楽しみたいのか 食事はダイニングテーブルかそれとも

セカンドオピニオンで安心の家づくり(リフォーム/リノベーション編)

家づくりやリフォームは、人生の大きな節目です。 業者選び、物件選び、失敗したくないですよね? でも、どんなに慎重に選んでも、不安や疑問がつきものです。 そんなとき、専門家のセカンドオピニオンは心強い味方になるんです。 1.リフォームかリノベーションかまずは、リフォームとリノベーションの違いからご説明します。 ■リフォームとは リフォームは、既存の建物や空間を改善するために行われる工事や修繕のことを指します。 具体的には、内装や外装の一部を改修したり、設備の修理や更新を

セカンドオピニオンで安心の家づくり(中古住宅編)

家づくりやリフォームは、人生の大きな節目です。 業者選び、物件選び、失敗したくないですよね? でも、どんなに慎重に選んでも、不安や疑問がつきものです。 そんなとき、専門家のセカンドオピニオンは心強い味方になるんです。 1.物件選びのコツまず、家族の中で物件選びの条件をできるだけ細かく挙げてみましょう。 学区 職場との交通の便 実家との距離感 スーパーやコンビニなどの生活インフラの充実 など、立地条件はもちろんですが、わたしは、家族の生活スタイルまで、この段階でイメ

中古住宅を購入する前に、セカンドオピニオン活用のすすめ

家を購入することは、人生において最も重要な決断の一つです。その重要性ゆえに、誰しもが失敗や後悔を避けたいはず。そんなときはセカンドオピニオンが有効です。 1.中古住宅の需要の高まりとともに、セカンドオピニオンが熱望されています。物価高騰を背景に、住宅業界では中古住宅の需要が高まっています。 中古住宅を購入しての、リフォームやリノベーションのほうが、土地を購入しての住宅新築より、はるかに費用を押さえることが出来るからです。 そして、中古住宅の需要が高まるにつれて、購入後の