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王の獣~掩蔽のアルカナ~ 9

待ち望んでいた最新巻。
ただ、現在私は外に出る事が出来なくて(察して貰えますか)
ネットで購入した為、販売日から一日遅れて自宅に届きました。


王の獣~掩蔽のアルカナ~
藤間麗

1、あらすじ

『黎明のアルカナ』の世界を継ぐ、本格ファンタジー! 人間と獣の特性を持ち、人から虐げられる“亜人”の少女・藍月(らんげつ)。
弟を無残に殺された挙げ句、幼くして人間の男に犯され、仕えさせられ…
そんな運命に抗うため、弟の敵を討つため、彼女は女を棄て--美しき最強の武人として成長する! 
皇子の“従獣”として皇宮に参内した藍月は、弟の敵と言われる皇子・天耀(てんよう)の傍らで微笑む…
「この地獄のような世界で…まだ喜びに震えることができる。この男を殺せる…待ち望んだ機会に--!」
男装の麗人ヒロインが、皇宮の闇に挑む--!?

2、この作品について

現在もCheeseにて連載中の作品です。
同じく、藤間麗先生の作品である『黎明のアルカナ』の世界観を、色濃く引き継いでいる作品。
ファンタジーですが、どの年代も楽しめると思っています。

『黎明のアルカナ』はヨーロッパ圏とか、その辺りのイメージで描かれている世界なのかなと思っているところがあるのですが、本作の『王の獣』は中国とかアジア圏のイメージで描かれているのかなと個人的には思っています。

3、作品を読んだ感想

さて、「王の獣~掩蔽のアルカナ~」の9巻です。

まず、個人的に言いたいのは、私は藤間麗さんが描かれる絵がとても好きです。
とても美しい。
そして、キャラクターに凄く色気があります。
それは男女問わずで、見ていて惚れ惚れしてしまいます。

絵と同じくらい、ストーリー展開も好きです。
仄暗い展開であったり、人間の暗くて弱くて残酷な部分なんかもしっかり描かれていて、ふわふわしているファンタジーでは決してありません。
ただ、世界観として、戦闘を描くシーンなどもあり、そういったシーンがNGな方だと、少し苦手に感じることがあるかもしれません。

男女のふとした会話や触れ合いなども息を呑むほど美しくて、何度も見返したりすることもしばしば。

そして、今回の9巻では色々な出来事が起こり、どんどんストーリーが進んでいきます。


この巻に収録されている回は、ちょこちょこ雑誌を購入してたり、立ち読みしていたりで(せこい)
少し読んではいたのですが、きちんと読み通していなかったせいで、なかなか話の展開が掴めていなかったのですが、それが漸く繋がりました笑


登場人物も今まで登場したキャラクター達がフルで登場するくらいの感じですね。
数多く登場する、そのキャラクター達もそれぞれ個性的であり、ビジュアルも美しいです。
衣装なんかも素敵で、それを見ているだけでも楽しい。


9巻は、展開が大きく動いて、今までのシリーズが完結し、新章が動き出す感じの大切な巻だと思いました。


今までも様々なトラブルを乗り越えて来た、藍月と天耀の間に、今巻では最大の難関が立ち塞がります。


ネタバレになるので書かないですが、ちょっと、この展開には流石に言葉を失いました。
同じ様に思った読者さん、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
是非とも、読んで欲しいです。
と言っても、この巻は9巻なので、是非始めから!


ファンタジーでありながらも、ラブ要素もきちんと盛り込まれています。
『黎明のアルカナ』よりも、甘い展開が多い様な気がしています。
なので、そういった要素もきちんと楽しめますよ。


新巻が出たばかりなので、電子書籍アプリでは、最初の方の巻であれば、無料試し読みも出来るかと思いますので、是非読んでみて下さい♡♡

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