見出し画像

弱い強さ

今週のポイントだったミーティングを終え、対面の面談に向かうために自転車で移動すると、春のような暖かさだった。季節外れのという気もするが、やはり暖かいに越したことはない。暦の上で春がくる立春はいつかと思ったら今年は36年ぶりに2/3とのこと。

弱いという強さを最近よく感じる。新型コロナウイルスの致死率がエボラウイルスほど高ければ、社会は一気にロックダウンとなり、接触機会が大幅に減り一定期間と残念ながら一定数の死者が出た後にウイルスの感染拡大も収まるだろう。しかし、このコロナは感染者の状態によって致死率や病状も異なる結果、ながーく社会に蔓延できる。時間が経てば経つほど気候や人間のコンディションに合わせた亜種への変異も出てくるんだろう。病原菌から動植物、そして我々人類も含め環境適用の結果、種の継承ができているという点から考えると、本当に賢いウイルスなんだと思う。強くなりすぎず、適度な弱さによりじわじわと感染の面積を増やしていく。自分の仕事でも個人としての強さばかりを目指すのではなく、適度に弱くだからこそ強くなれる動きを目指していきたいものだ。弱い強さは今年のテーマになりそう。

サポート頂いた浄財は、アートプロジェクトのリサーチ等に利用させていただきます。