見出し画像

焚火

富岡にいると事あるごとに焚火がしたくなる。特にキャンプ大好きというわけでもないのだが、火を囲み一人で眺める時間も、人と静かに語り合う時間も日常にはないとても素晴らしい時間である。オンライン会議のように相手の顔を見続けることもなく(ついでに自分の顔を見なくていい)、火に話しかけるように会話したり、ただ木の燃える音を聞き特に話すこともなくそこにいるだけでも許されるという状況は焚火ならではのコミュニケーションのように思う。
火の気配と人の気配と周囲の暗闇。コロナ禍を経て原始からあり続ける状況や物事にますます惹かれるようになっているのは、おそらく私だけではあるまい。

サポート頂いた浄財は、アートプロジェクトのリサーチ等に利用させていただきます。