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私、二次創作しているんですが

二次創作とは、、、
すでに存在している漫画、アニメ、ゲームなどの作品から想像を膨らませて、作られた作品のこと、だと思ってます。


私は二次創作が好きです。
小学校の時に【ジュニア】に出会い、二次創作という存在を知りました。

中学に上がり、創作が好きな友人ができてからはお互いに(彼女は絵、私は文章)見せあって楽しんでいました。
友人はパソコンを持っていて、そこで絵を描くことも、ネット上のオリジナルや二次創作の作品を見て回ったり、自分のホームページを作って作品を発表したりしていました。

私は携帯は持っていましたが、いまいち機械の扱いが苦手で、その時も読む専門でした。
今とは違って、好きな作品のランキングを探して、その中から好きなカップリングを見つけて、さらにその中から好きな書き手さんを見つけていく、というなかなか大変な作業をしていました。
ものすごく好きな書き手さんにはメッセージを送ったり、作品の感想を書き込んだりしていました。名前を入れて書き込んでいるわけではなかったのに、文章の書き方で、「前にもコメントしてくれてましたよね」と当てられたことがあるくらい、好きな書き手さんにはコメントしていました(笑)

そんな苦労?がpixivという場所を作ってくれたのか、今は好きなものを探すのも、読むのもとても楽になりました。
そして自分でホームページを持たなくても発表できるようになったのです!
今まではノートにシャープペンで書きなぐっていた、誰にも読んでもらえないお話が、読んでもらえる場所が!
そう喜びました。
しかし、喜んでみたものの、実際にお話しをアップするまでは、けっこう葛藤がありました。
私の作品を読んでくれるひとがいるんだろうか、、、
そんなことを考えてはやめて、でもやっぱりと画面に戻ってきたり。
それでも自分の二次創作を見てもらいたいという欲求には逆らえず、
ひとつめをアップしました。

当時放送中だったアニメということもあって、少しずつでしたが読んでもらえたり、ブックマークやハートをもらえるようになりました。
それでも他の書き手さんのように目立つ作品があるわけでもなく、
こつこつと書き続けていました。
そのうち作品が終了し、その作品の二次創作は徐々にしなくなりました。

それから数年。
配信サービスで再びその作品を見たとき、また書きたくなりました。
もう沈静化しているコンテンツだったので、いくつか投稿したお話に、
前のようにぽんぽんとハートがもらえることもなく、
読んでくれる人自体がとても少なくなっていました。
それでもやっぱり、二次創作は楽しくて、私は満足していました。


そんな私に、最近メッセージが届いたのです。
そもそもpixivにそんな機能があったことを初めてしりました(笑)
昔のように気軽にコメントを書き込むこともせず、
他の同ジャンルの書き手さんとつながることもなく、
ぼんやりと書いてきただけだったので。

メッセージには、私のお話をとても好きだということが書かれていました。
私の書く二人の関係性の描写が好きだと。
繰り返し読んでいること、書かれていました。

もう、とりあえず頭が真っ白になり、ちょっと叫びました。
え?これ私に送ってくれてる?
私の書いたものが好きだって書いてくれてる?
それも、繰り返し読んでくれてるって書いてる?
なにそれ!なにそれ!

ちょっとパニックでした、、、

こんなことが初めてだったので、思わずそのメッセージに返信しました。
好きだと言ってくれて嬉しかったこと、その感謝をこめて。

それに更に返信が来て、どの作品が好きなのかを詳しく書いてくれていて、
またわたわたしました。

そのメッセージの中に、
「また新しい作品が読めたらうれしいです」
と書いてくれていました。

反射のように涙が出ました。
私のお話は、ちゃんと届いていた。
私の書くお話を求めてくれている。
それが嬉し過ぎて、びっくりしました。
(ちょうど解雇の問題が勃発していて、うつうつしていた時でもあったので余計に)

そんなわけで私はまた二次創作も始めました。
私にとって二次創作は、
公式のお話のなかでは悲しい思いをした大好きな人たちを、
少しだけ幸せにできる、という世界です。
妄想だし、本当ではないのはわかっているけれど、
それでもこんな未来があったかもしれない、と思うだけで自分が救われていました。
同じ気持ちではなくても、読んで何かを拾ってくれるひとがいたことに、
とても幸福な気持ちになりました。

このnoteで自作の小説や詩を投稿するようになって、
書き上げたものを誰かに読んでもらうことの大切さが前より少しわかった気がします。
そして自作にしても、二次創作にしても、書くことは自分を救っているなと思います。

とりあえず一人、読んでくれる人がいることが分かったので、
これからも少しずつ書いていきたいと思います。
それはとっても大きな支えです。

ただただ私がはじめてのメッセージをもらって浮かれた、という話でした。

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