ネコの姫様をつくる

私は突然裁縫スイッチが入る。
大層に言ってみたけれど、
ただ縫い針を動かし、
糸で形を整えていきたい時がくる、というだけ。

今回それを引っ張ったのは、
百均の素ぬいぐるみ。
最初は真っ白。
耳がかろうじて猫だと分かる。

その耳を縫い潰しそうになりながら、
ひたすらぬいぬい。

上手じゃないし、
全然変わったことはしないけれど、
できるとうれしい。

名前は晴。ハレちゃん。

うしろ姿。

ベッドも用意済み、だったのだけど、、、

次男に自慢気に見せたら、
「え、くれる？」
と見上げられたら、
「いいよ」
と思わず言ってしまった。

あー、言ってしまった。
と思ったけれど、
口にでたものは引っ込まない。

なので、また数体買ってきて、
それをまたちくちくしていくことになった。

それが朗らかにうれしいことだったりもする。