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とどく (詩)

理解を光が追いこしてとどく
その流れをまるごと見渡して
わたしは まんまるの口
明るくなっていくこの葉に
滴といっしょにまるくなる朝日
もう少し いたかったのにと
転がりだすのを しぶってみても
たちどころに とまらない
あしあとがつく前に
ことごとく追いこして
ただ いっしんに とどく

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