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12・14(日記 ゲゲゲ)

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』を観てから、
配信で鬼太郎第六期を見始めてしまいました。

意外にバッドエンドが多いらしい。

映画、PG12という数字は残酷さよりも、
あの一族の因習についている気がしました。
(私の残酷描写への耐性がありすぎるのかもしれませんが)

映画で目玉おやじさんの愛妻家ぶりを知り、
そこからの息子への愛の深さ(なんたって目玉に魂乗せてそばにいるんですから)の半端なさを知り、
鬼太郎のひとへの優しさを見るたびに、
水木さんのかけてくれた愛情の深さを感じる第六期。

とくにいいなぁと思ったお話は
第15話『ずんべら霊形手術』
(顔を死人の顔と取り換えることで、
可愛くなった少女は、恋よりも自分の生きたい道を妖怪と交わりながらも生きることを選ぶ)
第40話『終極の譚歌 さら小僧』
(一度は売れた芸人だけれど今は落ち目のびんぼうおさむは、
ある日川で妖怪の歌う歌を聞き、それを自分の芸として披露する。
歌のお陰で再びの脚光を浴びた彼は鬼太郎に忠告されたが、
もう一度浴びた光を手放すことよりも自身の死を選ぶ)
第45話『真相は万年竹の藪の中』
(亡くなった父の残した竹藪だったが、
万年竹のために売ることが出来ない。
そこで退治を依頼された鬼太郎だったが、
万年竹の所為かと思われた事件は全て人間の仕業だったことが分かる。
彼は父親の大切にしていた万年竹を守りたかったと言ったが_)
まだ半分しか見ていないのですが、
たしかに人間の嫌な面を描くお話も多いけれど、
業の深さを受け入れてそれでも人間としてよりも自分として嘘のない生き方をしようとするお話も多く、
時代の流れに沿って形を変えていくのが鬼太郎のいいところです。

まだ後半にも好きなお話があるといいなあ。

私が鬼太郎を見ていると、
子供達から「鬼太郎ってかっこいいよね」と言われ
「え、君たちにもそう見えるのか」
と発見があったり。

六期を見終えたら五期も見始める、、、かもしれない。
できるなら子供にも見てもらえたらいいなと思っています。
映画は、、、
子供が見るのはもう少し先になりそうですが。

映画の方は、
風景描写が物凄くよかったです。
犬神家か獄門島のような一族は、これ海外では無理なのではないかというひとたちでしたが、あのおじいちゃんが誰より最悪だったためにちょっと嫌悪感が薄まった気がします。いや、幽霊族にしてきた仕打ちを考えると薄まらないか、、、


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